アストンヴィラFC、チリーズのSocios. comでファントークン発行へ

アストンヴィラFC、チリーズのSocios. comでファントークン発行へ

イングランドプレミアリーグ所属のサッカークラブであるアストン・ヴィラFCがファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」にてファントークン「$AVL」を発行することが8月11日発表された。

「Socios.com」運営のブロックチェーン企業チリーズ(Chiliz)と同クラブの提携により実現する。

なお8月2日にはエバートンFC、6日にはリーズユナイテッドFCもファントークン発行を発表しており、プレミアリーグ所属チームが立て続けに「Socios.com」との提携を発表している。

発表によると「$AVL」は近日中に販売開始となるようだが、既存のアストンのオフィシャルメンバーやシーズンチケットを保有するファンについては期間限定で無料にて「$AVL」が受け取れるとのことだ。

「Socios.com」ではチリーズのブロックチェーン技術を活用し、プロスポーツチームがファントークンの発行と販売ができる。それによりスポーツチームは資金調達でき、またファンはファントークンを購入することでチームが行う投票企画に参加できる権利や、グッズなどを入手できる権利などを取得できる仕組みとなっている。

各チームのファントークン購入には暗号資産(仮想通貨)チリーズ(CHZ)が用いられる。さらに「Socios.com」を利用するファンは、プラットフォーム内のアストンのコンテンツにアクセスすることで、位置情報を使ったAR(拡張現実)機能「トークンハント(Token Hunt)」を体験できるとのことだ。

参考:Socios.com
images:iStocks/coward_lion・msan10

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

シタデル・セキュリティーズ、トークン化証券とDeFiに取引所・証券会社規制の適用を提言。業界側から反発の声も

米大手マーケットメイカーのシタデル・セキュリティーズ(Citadel Securities)が、トークン化された米国株式を取り扱うDeFi(分散型金融)プロトコルに対しても、取引所およびブローカー・ディーラーとしての規制を適用すべきだとする意見書を米証券取引委員会(SEC)に12月2日に提出した