BIS、IMF、世界銀行がCBDCに関する共同報告書公開

BIS、IMF、世界銀行がCBDCに関する共同報告書公開

国際決済銀行(BIS)が、「中央銀行デジタル通貨(CBDC)の国境を越えた決済(クロスボーダー決済)には多国間の協力により効率性を高める可能性がある」と結論立てた報告書を7月9日発表した。

この報告書「クロスボーダー決済のためのCBDC:Central bank digital currencies for cross-border payments」はBISの決済・市場インフラ委員会(CPMI)・BISイノベーション・ハブ・国際通貨基金(IMF)・世界銀行が共同でG20への報告としてまとめたものだ。CBDCがどのようにしてクロスボーダー決済の強化を促進することができるのか、また実際の取り組みがどのように検討を進めているのかが分析されているという。

BISは、CBDCによる国際的な決済の促進は、共通の基準による基本的な互換性から国際的な決済インフラの構築に至るまで、さまざまな過程の統合と協力によって達成できるとしており、今回の分析ではCBDC間の相互運用性の重要性とマクロ金融の結果に関する多国間の協力の必要性の両方が強調されているとのことだ。

参考:BISプレスリリース共同報告書
デザイン:一本寿和
images:iStocks/RRice1981・Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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