アップルが暗号資産決済に関する経歴を持つ人材募集、アップルペイにも影響か

アップルが暗号資産決済に関する経歴を持つ人材募集、アップルペイにも影響か

アップル(Apple)が決済領域の事業ををリードするために、暗号資産業界での経験を持つ事業開発マネージャーの採用を検討していることが、公開された同社求人情報によって5月26日に明らかになった。

具体的な条件として、候補者は5年以上デジタルウォレットや後払いシステムおよび暗号資産などのオルタナティブ・ペイメント・プロバイダーで働いていることが挙げられている。

またアップルペイ(Apple Pay)との関わりも発生するようで、求人情報には「Apple PayとWalletサービスの成長のためのビジネス戦略と製品ロードマップに影響を与えるために、アライアンス、プロダクト、エンジニアリング、マーケティングを含むアップルのクロスファンクショナルチームに業界の洞察力と市場機会を提供して欲しい」と記載されている。

なおこの採用情報が公開されたことで、アップルがいよいよ暗号資産事業に参入か、と多くのメディアで報じられている。

参考:アップル
デザイン:一本寿和
images:iStock/Blue-Planet-Studio・keko-ka

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【4/17話題】カルビーがブロッチェーン活用のIP管理の実証実験、ANAPが約2億円分のビットコイン購入など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

Semler Scientificが最大5億ドルの証券発行枠を申請、ビットコイン追加購入を含む資金調達へ

米ナスダック上場企業の医療機器メーカーであるセムラーサイエンティフィック(Semler Scientific)が、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の追加購入等を目的に、最大5億ドル(約714億円)の有価証券を随時発行・販売可能とする登録届出書を4月16日付で米証券取引委員会(SEC)に提出した

米国のステーブルコイン政策、ユーロにとって関税より危険=伊経済財務相

イタリアのジャンカルロ・ジョルジェッティ(Giancarlo Giorgetti)経済財務相は4月15日、ドルに連動するデジタル通貨「ステーブルコイン」を巡る米国の政策について、欧州市民に国際決済の魅力的な手段を提供し、関税以上に欧州にとって懸念すべき事態を招く恐れがあるとの見方を示した