米国暗号資産規制の審査のため、OCC、FRB、FDICが省庁間スプリントチーム発足の協議開始

米国暗号資産規制の審査のため、OCC、FRB、FDICが省庁間スプリントチーム発足の協議開始

米国通貨監督庁(OCC)、米連邦準備制度理事会(FRB)、米連邦預金保険公社(FDIC)が暗号資産規制に関する「省庁間スプリントチーム」の発足について協議中であることがThe Blockの報道によって明らかになった。

5月7日に通貨監督庁長官代理となったマイケル・フー(Michael Hsu)氏は、それぞれの規制当局と協力して暗号資産のための統一的な銀行の枠組みを作りたいと考えているようだ。

フー氏の主張によれば、暗号資産の規制に関して、これまで連邦政府の規制当局が協力してこなかったことが問題だったようだ。フー氏は具体的に「今日起こっているテクノロジーによる変化に対して、規制当局が各省庁ごとに断片的なアプローチをとっていることを懸念しています」と述べている。

またフー氏は「ブライアン・ブルックス前会計検査官は、暗号資産に関連してかなりの成果を上げましたが、議会の一部は彼が米国の銀行規制当局の力を拡大しすぎたと非難しています」とコメントしている。

そして今年の夏までには、ステーブルコインやステーブルコイン準備金の銀行保管に関する解釈書や暗号資産カストディ企業への連邦銀行チャーター申請書などの規制当局の審査を完了させる予定のようだ。

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米国通貨監督庁が暗号資産関連の取り組みに慎重姿勢、これまでのガイダンスを見直しか

参考:The Block

(images:iStocks/Lubo-Ivanko・Rawpixel)

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