コインベース、約1,364億円の新株予約権付転換社債の私募発行を発表

コインベース、約1,364億円の新株予約権付転換社債の私募発行を発表

ナスダック上場の米国大手暗号資産取引所コインベース(Coinbase)が1933年米国証券法の下で公布されたルール144Aに基づき、適格機関投資家であると合理的に考えられる者を対象に、2026年満期の転換社債を総額12億5,000万ドルで私募発行する意向を発表した。転換社債とは、その転換社債へ払い込みを行った投資家が株式に転換できる権利を得られる社債のことだ。

コインベースが転換社債を発行する目的は、資本運用の自由度を維持し、コインベースの株主への希薄化を最小限に抑えた低コストの資本で、コインベースの既に強固なバランスシートを強化する機会を手にするためだ。さらにコインベースは今回の増資による純資金を運転資金や資本支出を含む一般企業目的、およびキャップコール取引の費用に充当する予定だ。

またコインベースはこの転換社債の最初の購入者に対して、オーバーアロットメントをカバーするためにのみ、転換社債の元本1億8,750万ドルまで追加購入できる30日間のオプションを付与することを予定している。オーバーアロットメントとは、募集・売出予定株数を超える需要があった場合、主幹事証券会社が発行会社の大株主等から一時的に株式を借り、当初の売出予定株数を超過して、募集・売出しと同じ条件で追加的に投資家に販売することだ。

この転換社債は半年ごとに後払いの利息が発生し、早期に買い戻し、償還、転換されない限り、2026年6月1日に満期となる。またこの転換社債はコインベースの選択により、現金、コインベースのクラスA普通株式、またはそれらの組み合わせに転換することができる。債券の金利、初期転換率、その他の条件は募集の価格決定時に決定される。

参考:プレスリリース

(images:iStocks/Ninja-Studio)

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あたらしい経済 編集部

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