規制に準拠可能なトークン化ソリューション開発、英IvnoがCordaブロックチェーンで

規制に準拠可能なトークン化ソリューション開発、英IvnoがCordaブロックチェーンで

英ブロックチェーン企業IvnoがR3の開発・運営するCordaのエンタープライズブロックチェーンを用いて構築されたトークン化ソリューションを発表した。

Ivnoのトークン化ソリューションは、規制対象となる企業がセキュリティトークン、ステーブルコイン、またはその他のトークン化された資産を発行することを可能にするものとのことだ。

またIvnoのトークン化ソリューションは他サービスとのインテグレーションに対応しているとのこと。よって企業向けに設計された規制コンプライアンス基準を満たすステーブルコインの安全な鋳造と管理を容易にできるとのことだ。このソリューションは、ネットワークオペレーター、カストディアン、参加者がトークン機能を既存のワークフローやシステムに統合するためのツールを提供し、セットアップやデプロイに必要な機能を追加していく予定とのこと。

IvnoのCEOであるアーロン・グランサム(Aaron Grantham)氏は「今週月曜日にリシ・スナック首相が、英国財務省とイングランド銀行が主導する、中央銀行のデジタル通貨の可能性についての検討作業を調整するための新しいフィンテック・タスクフォースの立ち上げについて発表したタイミングは、この重要な市場分野に対する私たちのビジョンを絶対的に支持するものです。私たちは、デジタルトークン、銀行システムやステーブルコインなどを含めたTokenaization(トーカナイゼーション)が、世界の金融サービス業界の未来であるとを確信しています」とコメントしている。

さらにアーロン・グランサム氏は「このソフトウェアは、流動性の効率を高め、セキュリティ機能を強化し、24×7ベースで迅速かつ低コストな資産の移動を可能にする、実績のある最新の方法を提供します。さらに、複数のチェーンで決済するという要件を解決し、あるチェーンで生成されたトークンを別のチェーンで決済できるようにすることは、ビジネスに不可欠な要件であり、ゼロから設計された当社の機能駆動型ソフトウェアはこのニーズに対応しています。市場からの一貫したフィードバックによると、Ivnoのような革新的で堅牢な技術に対する需要は高まっており、企業はトークン化がもたらす多くの利点を、迅速に、開発・提供リスクを抑えて活用することができます。私たちは、お客様の新しいビジネス開発の目標を達成するために、非常に変革的な市場の先陣を切ってサポートできることを非常に嬉しく思います」とコメントしている。

参考:Ivno

(images:iStock/A-Y-N・pgraphis)

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「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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