アプリ内の決済やAIエージェントによる商取引に対応
米決済大手ストライプ(Stripe)傘下でウォレット基盤を提供するプリヴィ(Privy)が、米リップル(Ripple)と提携し、XRPレジャー(XRP Ledger:XRPL)に対応したウォレット基盤を提供すると10月13日に発表した。
今回の提携により、開発者はプリヴィの基盤を通じ、XRPLウォレットをプログラムで作成・管理し、取引に署名できるようになるという。開発者は、暗号資産(仮想通貨)「XRP」や米ドル建てステーブルコイン「リップルUSD(RLUSD)」、その他のXRPL上のデジタル資産を使ったサービスの構築も可能になるとのこと。
これにあたりプリヴィは、アプリの中にウォレット機能を組み込む「組み込み型ウォレット」を提供するとのこと。決済事業者やフィンテック企業は、利用者が自ら秘密鍵を管理しなくても使えるステーブルコイン決済サービスを構築可能になるという。
また開発者は、サーバー側で管理するウォレットを使い、AIエージェントに資金を保有させ、取引を実行させる機能も構築可能になるとのこと。同社は、決済プロトコル「x402」を通じた決済にも対応すると説明している。x402は、ソフトウェアがウェブサービスの利用料などを自動で支払うための仕組みだ。
プリヴィは、秘密鍵やシードフレーズのエクスポートにも対応するとしている。シードフレーズは、ウォレットの復元に使う単語の組み合わせだ。利用者はこれらの情報を取り出すことで、ウォレットを他の対応サービスへ移せるようになるという。
同社は、取引ルールを設定するポリシー制御や、利用者に代わってネットワーク手数料を負担する機能なども含め、今後も連携を深めるとしている。
なおプリヴィは2025年6月11日、ストライプが同社を買収すると発表していた。その際、プリヴィは買収後も独立した製品としてサービスの提供を続けると説明している。
Broadening access to XRPL, from everyday payments to agentic commerce. We’re partnering with @privy_io, a Stripe company, to bring embedded wallets to the XRP Ledger. Developers will be able to build payment experiences with XRP, RLUSD and other digital assets on XRPL directly into their products, without requiring users to manage their own keys. The integration will also enable agentic commerce through programmable wallets that let AI agents hold funds and transact, including through x402 payments. Built for payments, XRPL is already powering the next wave of commerce. To date, it has processed 13M agent payments, which now account for roughly 25% of network activity.
— Ripple (@Ripple) October 13, 2026
参考:プリヴィ
画像:PIXTA