トークン化証券・デリバティブ領域を拡大へ
海外暗号資産(仮想通貨)取引所クリプトドットコム(Crypto.com)が、米大手マーケットメーカーのシタデル・セキュリティーズ(Citadel Securities)から4億ドル(約650億円)の戦略的出資を受けたと7月16日に発表した。
今回の投資では、クリプトドットコムの企業評価額が200億ドル(約3兆2,476億円)とされた。今回の資金調達は、2016年の創業以来初となる機関投資家による資金調達ラウンドだ。
クリプトドットコムは調達資金を活用し、トークン化証券やデリバティブを含む幅広い資産クラスへの事業拡大を加速する。デジタル資産市場と伝統的金融市場を接続し、24時間365日稼働する金融エコシステムの構築を目指すとのこと。
シタデル・セキュリティーズは、幅広い金融商品について流動性や取引執行を提供するグローバル・マーケットメーカーだ。同社によると、米国上場銘柄における個人投資家の取引高の約35%を執行しており、米国の個人投資家注文を扱うマーケットメーカーとして首位に位置する。
クリプトドットコム共同創業者兼CEOのクリス・マーザレック(Kris Marszalek)氏は、暗号資産が金融の基盤になりつつあると述べた。過去10年間に構築してきた規制対応および技術基盤を生かし、幅広い資産クラスで新たな成長機会を取り込む考えを示した。
またシタデル・セキュリティーズ社長のジム・エスポジート(Jim Esposito)氏は、伝統的金融市場とデジタル資産インフラの融合には、市場効率をさらに高める可能性があると説明した。両社は今後、将来の資本市場の構築に向けて連携する。
なおシタデル・セキュリティーズは2025年11月、暗号資産取引所クラーケン(Kraken)にも2億ドル(約325億円)を戦略出資している。この際のクラーケンの評価額も200億ドルだった。
参考:クリプトドットコム
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