ビットトレード、MONA・XEM・MKRの取扱い廃止へ

ビットトレードが暗号資産3銘柄の取り扱い廃止へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットトレード(BitTrade)が、取扱暗号資産3銘柄の廃止を7月23日に発表した。対象となるのはモナコイン(MONA)、ネム(XEM)、メイカー(MKR)だ。廃止日時は8月29日15:00が予定されている。

ビットトレードは取扱い廃止の理由について、「グローバルでの流動性の低下により当社でのカバー取引やプライス生成の継続が困難であり、お客様に対する安定的なサービス提供をし続けることが難しいと判断したため」と説明している。

取り扱い廃止にあたり同3銘柄をビットトレードで売却を希望するユーザーは、取引所・販売所における各サービス停止日時8月6日15:00までに売却を実施する必要がある。

また廃止日時以降に同3銘柄をビットトレードに保有している場合は、同取引所が適当と判断する時期および方法にて売却し、日本円に換金したうえで、ユーザーのビットトレード口座の日本円残高に反映するという。

その実施時期および方法については、ビットトレードで詳細を決定後に別途通知されるとのこと。また同3銘柄の売却がビットトレードで困難だと判断した場合は、同取引所が管理したうえで、取扱廃止日である8月29日から起算して5年間は指定アドレスへ出金を行うという。ただし5年を経過した場合、ユーザーが返還請求を行っても返還はされない場合があるとのことだ。

今回の取り扱い廃止によりビットトレードが取り扱う暗号資産は全42銘柄となる予定。

ビットトレードでは現在MONA、XEM、MKRの他、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、ライトコイン(LTC)、ステラルーメン(XLM)、エックスアールピー(XRP)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オントロジー(ONT)、トロン(TRX)、クオンタム(QTUM)、シンボル(XYM)、エイダ(ADA)、ポルカドット(DOT)、アイオーエスティー(IOST)、ビットコインSV(BSV)、ジャスミー(JMY)、コスプレトークン(COT)、テゾス(XTZ)、ディープコイン(DEP)、フレア(FLR)、アスター(ASTR)、ボバネットワーク(BOBA)、コスモス(ATOM)、イオス(EOS)、ドージコイン(DOGE)、シバイヌ(SHIB)、ザ・サンドボックス(SAND)、アクシーインフィニティ(AXS)、ダイ(DAI)、ポリゴン(MATIC)、ソーラー(SXP)、ソラナ(SOL)、アプトス(APT)、トンコイン(TON)、スイ(SUI)、ビルドアンドビルド(BNB)、ジャパンオープンチェーントークン(JOC)、ジパングコイン(ZPG)、ユーピーシーエックス(UPC)、ラップドビットコイン(WBTC)、ペペ(PEPE)の取引が行われている。 

参考:ビットトレード
画像:iStocks/berya113

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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