グレースケール、ビットコインマイニング企業へ投資するETF「MNRS」立ち上げ

GrayscaleがBTCマイニング企業関連のETF立ち上げ

米暗号資産(仮想通貨)運用会社グレースケールインベストメンツ(Grayscale Investments)が、「グレースケールビットコインマイナーズETF(Grayscale Bitcoin Miners ETF:MNRS)」を立ち上げたと1月30日発表した。

「MNRS」は、ビットコインマイニングおよび関連するエコシステムをサポートする企業に投資する上場投資信託(ETF)だ。ビットコインマイニングやマイニング関連のハードウェア、ソフトウェア、サービス、プロジェクト等の企業のパフォーマンスを測定するインデックス(指数)「Indxx Bitcoin Miners Index」を構成する企業に対して投資を行うとのこと。

これにより投資家には、マイニングエコシステムをサポートする企業へのエクスポージャーを得る方法が提供される。

なお「MNRS」の1月29日現在の1株当たり純資産価値(NAV)は、25.31ドル(約3,900円)と公表されている。

グレースケールのETFグローバル責任者であるデビッド・ラヴァレ(David LaValle)氏は「ビットコイン・マイナーはネットワークの基幹であり、ビットコインの普及と利用の増加に伴い、大幅な成長が見込まれています。そのため、『MNRS』は多様な投資家にとって魅力的な選択肢となっています」とコメントしている。

ちなみに今回の発表と同日に、グレースケールインベストメンツによる暗号資産XRPの投資信託を「XRP現物ETF(上場投資信託)」へ転換するための申請書が、ニューヨーク証券取引所「NYSEアーカ(NYSE Arca)」を通じて米証券取引委員会(SEC)に提出された。

参考:グレースケール
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

シタデル・セキュリティーズ、トークン化証券とDeFiに取引所・証券会社規制の適用を提言。業界側から反発の声も

米大手マーケットメイカーのシタデル・セキュリティーズ(Citadel Securities)が、トークン化された米国株式を取り扱うDeFi(分散型金融)プロトコルに対しても、取引所およびブローカー・ディーラーとしての規制を適用すべきだとする意見書を米証券取引委員会(SEC)に12月2日に提出した