バイナンスとトルコの銀行「AKBANK」が銀行チャネル統合を発表

バイナンスとトルコの銀行「AKBANK」が銀行チャネル統合を発表

仮想通貨取引所バイナンス(Binance)とトルコの銀行「AKBANK」が銀行チャネルシステムの統合を行なったことが明らかになった。これによって、バイナンスのトルコ人ユーザーは、BinanceのデスクトップサービスおよびiOSアプリを介してトルコリラ(TRY)を即座に入金および引き出しできるようになる。

現在、バイナンスは世界中の人々へ、仮想通貨へのアクセスできる機会をより多く提供するために、パートナーと引き続き協力し、高速かつ安全な方法で仮想通貨を扱えるようにしているとのこと。

 バイナンス CEOのCZ氏は「世界中で、特に急速にデジタル資産を採用している国で、金銭の自由の増大に取り組み続けるという使命の一環として、参入障壁を下げるために利用可能なオプションを、Binanceが拡大しています。そして、業界が連携し、成長するプロダクトとサービスが拡大していくにつれて、仮想通貨の投資、交換、取引の可用性とプロセスはますますシームレスになっていくでしょう」とコメントしている。

編集部のコメント

バイナンスは2月17日に、仮想通貨取引所開設と運営をサポートする法人向けクラウドサービス「Binance Cloud」提供開始しています。

このように、既存の金融機関がバイナンスと連携しやすいインフラを急速に整えていることが明らかです。バイナンスの戦略と実行は、リードホフマンの言葉を借りると、まさにBLITZ SCALINGと言えるでしょう。

現在も銀行などとの連携を進めているとのことで、世界中の銀行がバイナンスと連携し、バイナンスがグローバルなネオバンクもしくはチャレンジャーバンクになる可能性もあるのではないかと、あたらしい経済編集部は考えています。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

(images:antoniokhr)

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

カルシ、米国向けにセイネイティブの「SEI」と「USDC」入出金に対応

米予測市場プラットフォームのカルシ(Kalshi)で、レイヤー1ブロックチェーン「セイ(Sei)」のネイティブトークンSEIおよび同ネットワーク上の米ドル建てステーブルコインUSDCの入出金が可能になり、同資産を用いたイベント契約取引の資金移動ができるようになった。Xより12月3日に発表されている

シタデル・セキュリティーズ、トークン化証券とDeFiに取引所・証券会社規制の適用を提言。業界側から反発の声も

米大手マーケットメイカーのシタデル・セキュリティーズ(Citadel Securities)が、トークン化された米国株式を取り扱うDeFi(分散型金融)プロトコルに対しても、取引所およびブローカー・ディーラーとしての規制を適用すべきだとする意見書を米証券取引委員会(SEC)に12月2日に提出した