南アフリカ大手銀行FNB、暗号資産取引を開始。現地取引所VALRと提携で

BTCやETHなど5銘柄に対応、10ランドから24時間取引可能

南アフリカ大手銀行ファースト・ナショナル・バンク(First National Bank:FNB)が、現地の暗号資産(仮想通貨)取引所VALRと提携し、暗号資産投資サービス「クリプト・インベスティング(Crypto Investing)」を開始したと10月6日に発表した。

同サービスは、FNBの既存の株式取引プラットフォームで提供される。顧客はFNBアプリから利用でき、FNB口座の資金で最低10南アフリカランドから投資できる。取引は24時間・週7日可能だ。

取り扱い銘柄は「ビットコイン(BTC)」「イーサリアム(ETH)」「XRP」「ソラナ(SOL)」および米ドル連動型ステーブルコイン「USDT」の5銘柄。 ・FNBによると、顧客は「シェア・セーバー(Share Saver)」、「シェア・ビルダー(Share Builder)」、「シェア・インベスター(Share Investor)」、「シェア・ゼロ(Shares Zero)」の4つの既存の株式投資サービスを通じて、暗号資産にも投資できるという。

4サービスの従来の投資機能はそれぞれ異なる。シェア・セーバーは、ETF(上場投資信託)を通じて南アフリカや海外の株式に分散投資するサービスだ。シェア・ビルダーでは、FNBが事前に選定した株式やETFなどから、顧客が投資先を選べる。

シェア・インベスターでは、ヨハネスブルク証券取引所(JSE)に上場する幅広い株式やETFなどを選び、リアルタイムで売買できる。シェア・ゼロは、月額口座管理料が無料で、株式やETF、ETN(上場投資証券)に投資できるサービスだ。

ただし、今回の暗号資産投資サービスは、暗号資産の外部からの入庫や外部への出庫に対応しない。FNBは、セキュリティーの確保と外国為替管理規制などへの慎重な対応のため、取引をFNBのサービス内に限定すると説明している。

FNBによると、今回の導入は顧客からの要望や暗号資産への関心の高まりを受けたものだ。同行は、投資対象の選択肢を広げ、顧客の分散投資を支援する狙いを示している。

またFNBは、顧客が暗号資産の値動きや投資リスクを理解できるよう、文章・動画・音声による学習コンテンツを提供する方針だ。今後は投資の選択肢と教育コンテンツを拡充するとしている。

なおVALRは、2018年設立の暗号資産取引所だ。南アフリカの金融規制当局FSCAから、金融サービス提供者(FSP)として認可を受けている。

参考:FNBプレスリリース
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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