ポリマーケットが元アマゾンCFO起用、米国・海外事業拡大で財務体制を強化

ポリマーケットが元アマゾンCFO起用

予測市場プラットフォーム運営のポリマーケット(Polymarket)が、ウォーレン・ジェンソン(Warren Jenson)氏を最高財務責任者(CFO)に任命したと9月10日に発表した。

ジェンソン氏は、アマゾン(Amazon)、エレクトロニック・アーツ(Electronic Arts)、デルタ航空(Delta Air Lines)、NBCでCFOを歴任した。現在はリップル(Ripple)、ドロップボックス(Dropbox)、デジタルオーシャン(DigitalOcean)の取締役も務めている。

また同氏は、ニールセン(Nielsen)では社長兼CFOを務めた。それ以前にはライブランプ(LiveRamp)の社長として財務を担当し、データ・ID関連プラットフォームの海外展開を指揮したという。

ポリマーケットは現在、米商品先物取引委員会(CFTC)の規制下にある米国向け取引所と、グローバル向けプラットフォームの拡大を進めている。今回の起用は、こうした事業拡大に伴う経営体制強化の一環となる。

ジェンソン氏は、創業者兼CEOのシェイン・コプラン(Shayne Coplan)氏の直属となり、財務部門を統括する。財務・資本戦略の策定や長期計画の強化、次の成長段階に向けた基盤整備を担うという。

ポリマーケットは、政治や経済、スポーツなど、実際の出来事の結果を対象に取引できる予測市場プラットフォームだ。参加者の情報や見通しなどの「集合知」を取引価格に反映し、出来事が起こる可能性を示す仕組みとなっている。

米国では、CFTCの監督を受ける予測市場にも州の賭博規制が適用されるかを巡り、法的な争いが続いている。CFTCは、登録取引所で取引されるイベント契約に対する排他的な監督権限を主張している。一方、コネティカット州当局は9月10日、スポーツなどの結果を対象とする取引が無許可の賭博に当たるとして、ポリマーケットなど9社に停止命令を出した。

また米国外では、フランス、韓国、オーストラリア、スイスで、賭博規制に基づきポリマーケットがアクセス遮断の対象となった。スペインでも、無認可営業の疑いを調査する間の暫定措置として、遮断が命じられた。

これに先立ち、ポリマーケットは暗号資産(仮想通貨)や株式、コモディティ(商品)、指数の価格変動を取引できるサービス「ポリマーケット・パープス(Polymarket Perps)」も提供を開始している。

参考:プレスリリース
画像:Reuters

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【9/10話題】コンセンシスがメタマスクと機関向け事業の2社に分離へ、バイデン息子のミームコイン「LAPTOP」がローンチ直後に価格急騰も大幅下落など

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored