バイナンスUS、米ドルの入出金を再開

バイナンスUSが米ドルの入出金を再開

米暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスUS(Binance.US)が、米ドル(USD)の法定通貨サービスを再開したことを2月19日発表した。

これによりユーザーは、銀行振込(ACH)を使用して手数料無料で米ドルの入出金が可能になったとのこと。今後数日間で対象顧客は、段階的に米ドルの利用ができるようになるとのことだ。

バイナンスUSの暫定CEOであるノーマン・リード(Norman Reed)氏は「2023年7月に暗号資産専用のプラットフォームとして運営を余儀なくされて以来、今回のニュースはバイナンスUSにとって最も重要な章の1つとなります。私たちは、再び完全な米ドル建てのサービスを提供できる日を心待ちにしてきました(一部略)」とコメントしている。

米証券取引委員会(SEC)は2023年6月6日、バイナンスUSの違反行為により同取引所の関連資産凍結を裁判所へ緊急要請した。これを受けバイナンスUSは、同年6月9日に米ドルの入金を停止。その後13日にはバイナンスUSの銀行パートナーがサポートを終了し、同取引所からの米ドル出金もできなくなっていた。これによりバイナンスUSは、暗号資産専門の取引所へと移行していた。

今回の再開は、先月設立された暗号資産規制を見直すためのSECの新たなタスクフォース(専門チーム)の影響が考えられる。同チームは、暗号資産支持派として知られる共和党のヘスター・ピアース(Hester Peirce)委員が率いている。

同チーム立ち上げにより、SECがバイナンスやコインベース(Coinbase)らを相手取って起こした民事訴訟が「解決を促進する可能性がある」として一時保留となっている。

なおバイナンスUSは、グローバル版バイナンスとは独立した米国企業として運営されている。

参考:バイナンスUSバイナンスUSブログ
画像:iStocks/Abscent84・photovs

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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