「コインベースペイ」公開、近日メタマスクとの連携も

「コインベースペイ」公開、近日メタマスクとの連携も

暗号資産(仮想通貨)取引所などを運営するコインベース(Coinbase)が、コインベース・ペイ(Coinbase Pay)の提供開始を5月13日に発表した。

コインベース・ペイは、法定通貨と暗号資産の交換を容易にする、暗号資産ウォレットや分散型アプリなどと連携可能な決済ソリューションだ。ユーザーが分散型金融(DeFi)やNFT購入をより簡単にする仕組みだ。

コインベース・ペイの対応通貨は100以上の暗号資産で、KYC(本人確認)や詐欺のチェックを完了したコインベースアカウントを持つユーザーが利用できる。

コインベース・ペイでユーザーは、コインベースのアカウントに保存されている支払い情報を使用して、既存の暗号資産残高の確認や、新たに通貨を購入もできるようになると発表されている。

コインベース・ペイは、5月13日よりコインベース・ウォレット(Coinbase Wallet)とコインベース NFT(Coinbase NFT)で利用可能となっており、今後数週間で3000万人のユーザーのを持つ、メタマスク(MetaMask)でも使えるようになる予定とのこと。

またエンジニアがコインベース・ペイを容易にサービスに組み込めるようにSDK(ソフトウェア開発キット)も準備しているようだ。

なおコインベース・ペイが利用可能なコインベースNFTは、5月6日にオープンベータ版が公開され、全ユーザー利用可能となっている。

コインベースNFTでは「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」や「Mutant Ape Yacht Club(MAYC)」、「Murakami.Flowers seed」、「Murakami.Flowers」、「Otherdeed」、「Azuki」、「CryptoPunks」など有名コレクションの販売も行われている。

参考:Coinbase
images:ロイター

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【5/22話題】ビットコインが11万ドル突破で史上最高値、テキサス州のBTC準備金設立法案が下院可決など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米SECが21SharesのXRP・GrayscaleのDEGEとXRP現物ETFの審査手続き開始、Bitwiseのステーキング対応ETH現物ETFは審査延期

米証券取引委員会(SEC)が、21シェアーズ(21Shares)とグレースケール(Grayscale)が運用を計画する暗号資産(仮想通貨)現物ETF(上場投資信託)について、上場申請の承認可否を判断するための正式な審査手続きを5月20日に開始した。SECが同日付で文書を発行している

サム・アルトマンのワールド、a16zとBain Capitalに「WLD」売却で135Mドル調達

暗号資産(仮想通貨)プロジェクト「ワールド(World)」を支援するワールド財団(World Foundation)の子会社であるワールドアセッツ(World Assets)が、同プロジェクトの初期支援者であるa16z(アンドリーセンホロウィッツ)およびベインキャピタルクリプト(Bain Capital Crypto)から1億3,500万ドルを調達したことを5月21日に発表した