HTX、英FCAとの金融広告を巡る訴訟で和解、英国市場から撤退

HTXが英国市場から撤退

海外暗号資産(仮想通貨)取引所HTX(旧Huobi)が、英国市場から撤退した。英国金融行動監視機構(FCA)が、同取引所による金融プロモーション規則違反を巡る訴訟で、被告でHTXの運営主体フォビグローバル(Huobi Global)と和解したと10月29日に発表した。

FCAによると、HTXは英国での事業活動をすでに停止している。英国の新規利用者は口座を登録できず、同国の利用者は新たな入金もできない。また、HTXは同国の消費者を対象とした勧誘や積極的な接触を行わないという。

今回の和解では、フォビグローバルが英国の2000年金融サービス・市場法第21条に違反する金融プロモーションを、違反と知りながら直接・間接に発信せず、第三者にも発信させないことを裁判所に確約した。対象には、HTXのウェブサイトやアプリ、SNSを通じた金融プロモーションが含まれる。この確約は2031年10月21日まで有効となる。

一方、英国利用者の残存資産について、FCAはHTXの公式サイトでサービスの利用状況や出金手続きに関する案内を確認するよう求めている。また、和解契約の詳細は非公開だ。ただし、FCAは今回の和解について、フォビグローバルやその他の関係者が法的責任や不正行為を認めたことを意味しないと明記している。

なおFCAは2025年10月21日、HTXが英国の金融プロモーション規則に違反したとして訴訟を開始していた。FCAは今年2月10日に訴訟開始を公表し、過去に警告したにもかかわらず、同取引所がウェブサイトやSNSで違反する金融プロモーションを継続していたと説明した。FCAによると、暗号資産企業による違法な金融プロモーションを対象とした同機構初の法的措置だった。

参考:FCA
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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