米国のビットコイン・トレジャリー事業展開へ前進
米ナスダック上場のスーパーリーグ・エンタープライズ(Super League Enterprise)が、国内上場企業メタプラネット(Metaplanet)からの出資に関連する議案の株主承認を10月19日に発表した。
同月16日に開催された定時株主総会では、出資に伴う普通株式の発行や定款変更など、提出されたすべての議案が承認された。
スーパーリーグは、ゲームやデジタルメディア上の広告、ブランド向けコンテンツなどを通じて、企業とゲーム利用者をつなぐ事業を展開している。
両社は8月18日に今回の出資契約を発表していた。メタプラネットは米国完全子会社メタプラネット・ホールディングス(Metaplanet Holdings)を通じて、暗号資産(仮想通貨)「ビットコイン(BTC)」2,100BTCと現金250万ドルをスーパーリーグに出資する予定だ。
メタプラネットはその対価として、1株3ドルで普通株式4,485万9,400株を取得する。加えて、優先株式やワラント(株式購入権)も取得する予定となっている。
取引完了後、スーパーリーグはメタプラネットの連結子会社となり、社名を「スーパープラネット(Superplanet)」へ変更する。ナスダックでのティッカーシンボルは「SUPA」となる予定だ。
スーパープラネットは、メタプラネットの米国拠点として、ビットコインを財務資産として保有・運用する「ビットコイン・トレジャリー」事業を展開する。両社は日本と米国それぞれの資本市場で資金を調達し、グループ全体でビットコインを長期的に取得・蓄積することを目指す。
今回出資される2,100BTCには、メタプラネットの既存保有分が充てられる。出資後も、このビットコインはメタプラネットの連結財務諸表に計上されるという。
スーパーリーグが展開するゲームを活用した広告・メディア事業は、取引完了後も独立した事業部門として継続する。同社のマット・エデルマン(Matt Edelman)氏も最高経営責任者(CEO)を続投する予定だ。また、メタプラネットが取引完了時に取得する普通株式と、ワラントの行使や優先株式の転換によって取得する普通株式には、一部の例外を除き5年間のロックアップ(売却制限)が設けられる。
取引完了は2026年第4四半期を予定している。完了には、ナスダックへの必要な届出など、引き続き所定の条件を満たす必要がある。
米国のスーパーリーグ(Super League Enterprise, Inc.、Nasdaq: SLE)の株主総会において、当社との本件取引が承認されたことをお知らせいたします。これは、当社がビットコイン・トレジャリー企業からグローバルなビットコイン・ネイティブ金融プラットフォームへと変革するうえで、重要な一歩となります。 クロージング後、スーパープラネット(Superplanet)は、当社の米国上場ビットコイン・トレジャリー・プラットフォームとして、米国資本市場への直接的なアクセスと、機動的かつ柔軟な資金調達を可能にします。 日本国内のメタプラネット証券と合わせ、世界で最も重要な二大資本市場において相互補完的なプラットフォームを有することとなり、国際的な資金調達および資本配分を可能にするとともに、ビットコイン・トレジャリー、ファイナンス、金融商品、アセットマネジメントの各分野における取り組みを推進してまいります。 当社の長期的な成長に向けた新たなマイルストーンとなります。クロージングに向けた進捗につきましては、引き続きお知らせしてまいります。
— Simon Gerovich (@gerovich) October 19, 2026
Super League stockholders have approved every proposal at last week’s annual meeting, including: ✅ Issuance of common stock and warrants to Metaplanet ✅ Name change to Superplanet, Inc. ($SLE -> $SUPA) ✅ Increase in authorized preferred shares from 10m to 100m At closing, Metaplanet will contribute 2,100 BTC + $2.5m USD in exchange for 44.86m common shares, 100 shares of Strategic Alliance Preferred Stock, and common stock warrants representing up to ~$3.4b of potential equity capital. Based on the ~3.0m Super League shares outstanding as of September 29, Metaplanet would own ~93.7% of Superplanet’s common stock at closing. All shares to be held by Metaplanet are subject to a five-year lock-up. The Strategic Alliance Preferred carries no preferred dividend or liquidation preference; its purpose is governance. While Metaplanet holds it, Metaplanet’s consent is required for charter amendments, mergers or changes of control, and designation of a board majority. As outlined in the proxy, Superplanet intends to grow BTC per share primarily by issuing senior, non-convertible perpetual preferred stock rather than debt. Metaplanet will also hold a 24-month right to subscribe for up to $210m of unlisted Junior Liquidity Support Preferred Stock. If issued, it would pay SOFR + 4.00% and rank junior to any senior preferred Superplanet may issue, allowing Metaplanet to provide subordinated capital in support of the balance sheet. A new chapter begins soon.
— Dylan LeClair (@DylanLeClair) October 19, 2026
参考:スーパーリーグ
画像:PIXTA