クオンタムソリューションズが1000ETH売却、保有量3764.8ETHに

田中柊也

クオンタムソリューションズ子会社が1000ETH売却

東証スタンダード上場企業クオンタムソリューションズが、連結子会社による暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の売却を8月21日に発表した。

発表によると、同社の連結子会社で香港法人のGPTパルズスタジオ(GPT Pals Studio)は、8月20日に1,000ETHを総額224万3,000ドル(約3億5,750万円)で売却したという。1ETH当たりの売却単価は2,243ドル(約36万円)だったという。

今回の売却は、AIインフラストラクチャ(AIDC)事業の推進に必要な資金を確保することを主な目的として、同社グループの資金需要や資金効率、財務健全性、暗号資産市場の価格動向などを総合的に勘案して実施された。

これにより、同社グループが保有するETHの総量は3,764.8ETHとなった。

今回の売却に伴い、クオンタムソリューションズは2027年2月期第2四半期会計期間に約3,800万円の売却益を計上する見込みだ。売却単価が、2026年5月31日時点の時価評価後の1ETH当たり帳簿価額2,003.97ドルを上回ったためだ。

また、売却後に同社グループが保有する3,764.8ETHのうち3,050ETHは借入れの担保として差し入れられており、残る714.8ETHはGPTパルズスタジオの暗号資産取引口座で保有されている。

GPTパルズスタジオは今年6月16日に904ETHを総額160万6,471.28ドル(当時約2億5,800万円)で売却。その後、7月30日には1,000ETHを総額190万3,000ドル(当時約3億580万円)で売却している。クオンタムソリューションズがそれぞれ6月17日、7月30日に発表していた。

なお、クオンタムソリューションズは、同社グループが保有するETHの一部売却方針の変更についても7月30日に発表している。

同発表では、ETHの累計売却上限数量が最大1,875ETHから最大4,375ETHに引き上げられた。今後のAIDC事業の進捗や、それに伴う資金需要に機動的に対応し、必要な事業資金を柔軟に確保するためだという。

今回の売却後の累計売却数量は2,904ETHとなり、変更後の上限に対する残存売却可能数量は最大1,471ETHとなった。

なお7月30日の変更では、売却上限数量のみが変更され、対象資産、売却実施期間、売却条件、売却目的および資金使途に変更はない。売却実施期間は2026年6月4日から同年10月30日までとなっている。また、同社は上限の4,375ETHまで直ちに売却することを決定したわけではなく、実際の追加売却については市場環境やETH価格、AIDC事業の進捗状況、資金需要などを総合的に勘案して判断するとしている。

参考:クオンタムソリューションズ
画像:PIXTA

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田中柊也

「あたらしい経済」編集部
法政大学在学中。web3の革新性に惹かれ、暗号資産やブロックチェーン領域に関心を持つ。現在は制度や規制を中心に学びながら、ニュース制作に携わっている。

「あたらしい経済」編集部
法政大学在学中。web3の革新性に惹かれ、暗号資産やブロックチェーン領域に関心を持つ。現在は制度や規制を中心に学びながら、ニュース制作に携わっている。