LayerZeroがグローバル市場向け取引所基盤ローンチへ
クロスチェーンインフラを開発するレイヤーゼロ(LayerZero)が、取引所基盤「アトラス(ATLAS)」のローンチ計画を8月25日に発表した。
アトラスは年内のローンチが予定されている。 アトラスは、グローバル市場向けのユニバーサルなバックエンドと位置付けられ、独自のフロントエンドや消費者向けアプリを持たない取引所基盤とのこと。注文照合、清算、決済、リスク管理を単一の技術スタックに統合し、取引サービスを提供する事業者がバックエンドとして利用する設計だという。
アトラスが提供する取引環境は、暗号資産(仮想通貨)ネイティブの取引サービスなどを想定するオープンATLAS(Open ATLAS)と、金融機関や取引所向けのインスティテューショナルATLAS(Institutional ATLAS)の2種類。取引対象には、現物、無期限先物(パーペチュアル)、株式、商品、債券、予測市場など幅広い市場が想定されている。
またアトラスは、レイヤーゼロがグローバル規模の処理性能を想定して開発するブロックチェーン「ゼロ(Zero)」上に構築されるとのことだ。
ゼロは、2月の発表時点で今年秋のローンチが予定されている。ローンチ当初、ゼロではEVM(イーサリアム仮想マシン)互換の汎用スマートコントラクト環境、あらゆる市場・資産クラスの取引に対応する環境、プライバシーを重視した決済基盤の3つのゾーンが立ち上げられる計画だ。
ゼロは、トランザクションの実行と検証を分離し、ゼロ知識証明を用いることで、各バリデータが同じトランザクションを再実行する必要をなくす設計を採用している。また、複数のゾーンを並列に稼働させることでスケーラビリティを高め、レイヤーゼロは1ゾーンあたり200万TPSを目標としている。
— LayerZero (@LayerZero_Core) August 25, 2026
参考:レイヤーゼロ
画像:PIXTA