Doppler FinanceとEvernorth、機関投資家向けXRPインフラ強化で協業

ドップラー・ファイナンスとXRPのDAT企業エバーノースが提携

XRP Ledger(XRPL)上で機関投資家向けのXRPfiインフラを提供するドップラー・ファイナンス(Doppler Finance)と、リップル(Ripple)およびSBIホールディングスの支援を受けるXRPデジタル資産トレジャリー企業エバーノース(Evernorth)が、XRPLエコシステムの発展を目的とした戦略的関係を締結したと1月8日に発表した。

ドップラー・ファイナンスは、XRPL上にネイティブ構築された機関投資家グレードの利回りインフラを提供する企業。規制対応のカストディや厳格に審査された利回り戦略を通じて、安全性とスケーラビリティを重視したサービスを展開している。

エバーノースは、特別買収目的会社(SPAC)のアルマダ・ツー(Armada II)との事業統合完了後、規制に準拠した流動性と高い透明性を備えた上場デジタル資産トレジャリー(DAT)として、投資家にXRPへのエクスポージャーを提供することを目指している企業だ。同社はETFとは異なり、機関投資家向けおよびDeFiの利回り戦略、エコシステムへの参加、資本市場活動を組み合わせることで、1株当たりのXRP保有量の成長を目指す方針を示している。

今回の協業で両社は、XRPL上における機関投資家向けの流動性展開やトレジャリー管理のユースケース設計・パイロットの検討など、将来的な連携の可能性を模索する。両社は、構造化された流動性の展開、潜在的なトレジャリー管理戦略の構築、そして長期的に持続可能なXRPLエコシステム基盤の強化に注力するとのこと。

この提携は、最大級の上場XRPトレジャリー企業の1社と、オンチェーンの中核インフラプロバイダーとの統合が進展していることを示す。伝統金融とXRPLネイティブ金融システムの融合を加速させる重要な一歩だと、ドップラー・ファイナンスは発表している。

両社は今後、XRPL上でのトレジャリー管理活動を支援する可能性のある機関投資家向け流動性フレームワークの検討を進める予定だ。これには、オンチェーン製品の評価や、大規模なXRP資本展開を可能にする仕組みの設計が含まれる。ドップラー・ファイナンスの機関投資家グレードのアーキテクチャを活用することで、商業・運用・技術面において、持続的かつ長期的な機関資本の参加を支える基盤構築を目指す。

また、インフラや流動性面にとどまらず、共同発表やレポート・記事の発行、オフラインイベントなどの戦略的コミュニケーション施策も展開する予定だ。具体的には、コミュニティミートアップやXRPL主催イベントなどだ。

エバーノースとドップラー・ファイナンスは、機関投資家および個人投資家の双方を対象にグローバル展開を進め、XRPLネイティブ金融インフラへの信頼向上と採用拡大を図るとのこと。

エバーノースのCEO、アシーシュ・バルラ(Asheesh Birla)氏は、「XRPL採用の次のフェーズは、明確性と構造、そして実体経済での有用性を重視する機関投資家によって牽引されるでしょう。ドップラー・ファイナンスとの協業を通じ、機関投資家のXRP流動性をオンチェーンで展開するための実践的な枠組みを前進させ、XRPの活用・管理・スケーリングにおいて新たな基準を打ち立てたいと考えています」とコメントしている。

また、ドップラー・ファイナンスで機関投資家部門責任者を務めるロックス(Rox)氏は「エバーノースとの協業は、XRPL全体における機関投資家の参加拡大に向けた重要な前進です。堅牢なインフラと規律あるリスク管理フレームワークを通じて、グローバル市場における利回り資産としてのXRPの潜在力を最大限に引き出していきます」とコメントしている。

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