【議論】ビットコイン、企業の購入は大丈夫? 決済に使える? 価値の裏付けは? 量子コンピューター対策は?(東晃慈 × 設楽悠介 対談:後編)

ビットコイン、企業の購入は大丈夫? 決済に使える? 価値の裏付けは? 量子コンピューター対策は?

前編の記事では、ビットコイナーでDiamond HandsやBlockstream Japanなどのビットコイン関連事業を展開してきた東晃慈氏と、本メディア「あたらしい経済」編集長の設楽悠介が、日本でビットコインが普及しない理由についてディスカッションした。今回は企業のビットコイン財務戦略の是非や、米トランプ政権の動き、ステーブルコインのトレンド、そしてビットコインに対してよく言われる批判的な意見への見解などについてディスカッションした(取材場所:TOKYO BITCOIN BASE)。

対談:ビットコイナー 東晃慈 × Web3メディア編集長 設楽悠介(後編)

設楽:今、米国のストラテジー(旧マイクロストラテジー)のように、国内外でビットコインを購入する上場企業が増えてきています。私としては一つのマスアダプションのきっかけとして、ポジティブに捉えている事象なんですが、東さんはどう思いますか?

東:企業のビットコイン財務戦略については、良い面と悪い面があると思っています。

確かに日本でもメタプラネットがビットコインの購入を続けて株価が上昇し、それがきっかけで証券の投資家から注目が集まっています。そして複数の上場企業も同様にそれに追随する動きが報じられている。これは今日本で一番盛り上がっているトレンド、トピックかもしれないですね。

これらの動きが、一般の投資家といったようなビットコインに関して新しい層の人を呼び込んでくれている点は、暗号資産業界にとってプラスだと思います。

ただ上場企業がビットコインを買い、その企業を信頼して株式投資するというのは、ビットコインの思想とは真逆の世界感でもある。ビットコインには、「何かを信頼することはリスクになるので自分自身を信じる」という思想が根本にある。だから企業を信頼するというのは少し変な話です。

またそういった企業の株式に投資することのリスクが、まだ投資家らにあまり理解されていない点も危惧しています。そもそも企業のビットコイン財務戦略は、資金調達や低金利で借り入れをして、その資金でビットコインを買っていくというもの。ビットコインの価格が上がり続けている限りは、確かに破綻しづらいスキームです。ストラテジー社が生み出したコロンブスの卵的な方法ですね。

だからビットコインの価格が上がっていく限り、またある程度下がっても、その企業がリスクをちゃんとマネージメントしていれば機能するかもしれないスキームです。ただ実際国内外で、色々な企業が同じことをはじめています。

そうすると株式投資家のお金を奪い合う競争が発生していくわけです。今後どんどんと同様の参入企業が増えれば、競争に勝つためにリスクを取りはじめる企業も出てくる。また上場企業ですので、資産のマネジメント以外にも、コンプラ違反などその他のリスクもあるかもしれない。またカストディの部分で、どこかでハッキングされる企業が出てしまうかもしれない。

競争のあまり、リスクを軽視した企業が問題を起こしたり、また急激にビットコイン価格が下がったりした時に、果たしてこのスキームはちゃんと機能するのか。そうなった時に連鎖倒産みないなことが起こらないとも言えないですし、そうなるとビットコイン現物の大量の売りが発生することになり、株式投資家も大損することになる。

そういうリスクがあることを投資家が理解していればいいのですが、そうでもない人も多そうで、その点は憂慮しています。

米国がビットコインを集権化させていくのでは?

設楽:企業に限らず、米国ではトランプ大統領が国家によるビットコインの準備金戦略を進めようとしています。またマイニングなどの規制緩和にも積極的です。ビットコインのNo.1の国になるとトランプ大統領は発言しています。僕としては、米国のこれらの動きを評価しているものの、米国と米国企業がビットコインのクジラになって、さらにマイニングも進めていくとなると、分散という、ビットコインの思想的に反するではないかととも考えているんです。

東:確かにビットコイン現物ETFの保有量もほとんどが米国ですよね。ビットコインの思想から考えれば、マイニングが1つの国に集中するのは、基本的に良くない。それは僕も危惧しています。ただ米国自体が優秀だからかもしれない。米国が先行しているのを悪いというより、むしろ他の国が頑張らないといけないのかもしれないです。悩ましい部分ですね。

国家がビットコインを買っていく流れは、そのうち来るとは思ってました。またビットコインに限らず、トランプはミームコインを出したり、色々めちゃくちゃなことをしているわけです。この動きが、これから1、2年で吉と出るか凶と出るか、まだ分からないでしょう。

設楽:賛否はあると思いますが、現在のトランプ大統領の動きは世界的に暗号資産の評価を向上させているという意味ではプラスだと思います。少なくともトランプ政権下の暗号資産に関する施策は、的を得ているものが多い。残念ながら日本政府がここ数年Web3に対してとってきたスタンスや取り組みと比べてしまうと、特にそう思うんですよね。

ビットコインの本質をしっかり理解している人たちが、米国政府にはちゃんといるという印象です。例えば暗号資産推進と並行して、CBDC(中央銀行デジタル通貨)を禁止する動きをみてもそう感じるんです。

東:米国の政治家は、やはり理解度が高いですよね。そして米国には暗号資産に関するシンクタンクが充実していて、そういうところが政治家にインプットをちゃんとしている。日本にはそのようなシンクタンクがないことが原因かもしれないですね。

ビットコインは本当に決済に使えるの?

設楽:先ほどビットコインの普及しない理由の一つとして、決済できるところが少ないと東さんがおっしゃってましたよね。ただビットコインは現時点ではボラティリティも高いし、税金の問題もあるから、決済利用はむしろ「USDC」や「USDT」などのステーブルコインの方が進むと考えているんです。東さんはステーブルコインをどう思いますか?

東:ステーブルコインについて僕は否定的ではないです。少なくとも銀行にある法定通貨よりは、ブロックチェーンの世界にあるプロトコル化されたトークンの方が個人的にも使いやすい。プロダクトマーケットフィットしていて、いいと思います。税金計算などの面倒さもない。

ただ中長期的に考えると、ドルがビットコインに対して価格を下げているという問題は回避できないと考えています。テザー社も、ステーブルコイン、ドル建てのトークンは過渡期のソリューションだと言ってるんですよね。中央銀行とビットコインの間にある現時点のソリューションとして、ステーブルコインだと。だからテザー社はビットコインもたくさん買って、またビットコイン系の企業にも投資している。

僕もその意見には賛成で、暗号資産決済の最終的なゴールがステーブルコインではないと思っています。将来期にビットコインは価格のボラチリティが小さくなっていき、制度も整っていけば、これまで説明してきたビットコインの本質的な部分が評価され、決済利用もされていくと考えています。

多くに人が抱く、ビットコインの課題

設楽:ここからはあえて東さんに、一般的に言われている、ビットコインに対するよくある批判をぶつけてみたいと思ってます。僕もこれまで多くのメディアに出て、よく突っ込まれたことのあるポイントです。まずはビットコインのマイニングが環境に良くないと言われますが、それにはどう反論しますか?

東:環境に悪いというのは、正直、理解不足の意見ですね。マイニング企業から環境に関する色々なレポートが出ていますが、それを理解していないだけです。現在再生可能エネルギーを使ったマイニングは、すごく一般的になってきています。米国では電力企業そのものもマイニングに参加している事例も増えてきている。電力のロードバランスの一環として、再生可能エネルギーを使えない時間帯にマイニングをして、そこで収益をあげています。再生エネルギーの収益性を上げると、遠隔地などで再生可能エネルギーを採用しやすくなる、という大きなメリットがある。今まで無駄になっていたエネルギーを有効活用できて、電力企業とかも嬉しいわけです。ビットコインのマイニングは、再生可能エネルギーの推進を後押しするものだという考え方が、現在は一般的だと思います。

設楽:次に、量子コンピューターができたら、ビットコインの暗号技術は壊されるのではないかという批判はどうですか?

東:それもよく言われますね(笑)。ただその点についても複数のレポートが出ている。詳しくはそれらをチェックいただきたいですが、簡単にいうと、量子耐性があるようにビットコインはアップデートしていくことができます。ただもちろんそれはそんなに簡単ではない。全て綺麗に解決して、何も悪い影響が起きないとまでは言い切れない。しかし量子コンピューターが出てきたら、ビットコインは完全に終わりですかと言われれば、それは明確にノーです。そのような現状において、だからビットコインは信頼できないという議論は少しおかしいと思ってます。

あとこの点で言いたいのは、よくこの批判をする人は、量子コンピューターのことも、ビットコインのこともよく理解してない人が多いんですよね。量子コンピューターといっても、色々な段階があるわけです。その点も気になる部分です。

設楽:確かに量子コンピューターができたら、ビットコインの暗号技術も危ないかもしれないですが、同時にその他の銀行などのシステムもリスクがあるわけで、だから今銀行が信頼できないのか、と言われればそうではないですよね。

最後に、これが一番僕も言われてきた批判なのですが、ビットコインは価値の裏付けがない、という指摘についてはどう思いますか? 僕はいつもビットコインは人ではなくシステムを信頼するもので、そのシステムの堅牢さが裏付けであると答えているんですが、いまいち納得してもらえないですよね。

東:これが一番難しいかもしれないです。なぜなら価値の裏付けって、人間の心理の中にあるもので、データとして示しづらいですよね。例えば日本円の裏付けは、日本政府への信頼ですよね。細かくは徴税力が防衛力などにつながってくると思うんですが、要は、政府を信頼しているかどうかなわけです。でも仮に日本で暴動が起きて、みんなが税金を払わなくなったら、日本円の価値は急落する。

信頼って、定量化が難しい。国民が政府を信じる理由は、意外とみんなが信じているとか、信じるべきだろうみたいな曖昧な価値観が作用している気もします。だから設楽さんのようにビットコインの信頼性について、論理的に仕組みを説明しても、意外と納得してもらえないんですよ。仕組みを理解することは重要なんですが、マストではなかったりする。

例えば僕は飛行機がなぜ飛ぶのか、その仕組みをちゃんと理解していないです。でも飛行機には乗ります。それはこれまでの実績があって、事故率がどの程度か分かっているから。もしくは空を飛んで移動しなければいけないというニーズがあるから。でも多分飛行機が生まれた頃は、みんな怖がって乗ることに躊躇してた人も多かったはずです。

だからこの点については僕は、ビットコインを使える場所を増やすしかないかと思ってます。使えないから、よく分からない、価値の裏付けを感じないという人も多い。この批判を逆に批判している人に「どうやったら裏付けがあると信じられるか」と転換してみると、使えれば信じられる、という答えが返ってくるかもしれない。だから時間はかかるかもしれませんが、多くの人々の生活の範囲の中でビットコインが使えるようになることが重要だと思っています。

設楽:なるほど、なんか東さんが座学のセミナーとかではなく、ビットコインのライトニング決済を体験できるイベントを昔から開催している理由が分かった気がします。

理想のビットコインの普及とは?

設楽;では東さんが考える理想のビットコインの普及した世界とは、どのような世界なんでしょうか?

東:自分の資産を自分自身で管理でき、その資産を持って国境も超えて動ける世界ですね。ビットコインがそういう存在としてちゃんと認知されることが、社会にいろんな影響があると考えています。哲学的な話でもあるのですが、その結果、政府におんぶに抱っこみたいな思想からの脱却し、自由主義的な考え方がビットコインと共に広がっていくことが理想だと思っています。

設楽:めちゃくちゃ共感するんですが、一方、そんな世界は実現するんだろうかとも思うんです。大多数の人は、一定レベルで政府に依存したいのではないか。セルフカストディは重要な考えですが、秘密鍵を無くしたら資産が動かせなくなる。そういった自己責任をリスクと考え、信頼しているところに資産を預けたいと思う人の方が、実は大多数ではないでしょうか?

東:それはある意味、ビットコインが普及しても世界が変わらないという、僕の考えるネガティブなシナリオですね。大多数の人がビットコインを所持するけれど、中央集権的な取引所や銀行に置いてて、あくまで一つの投資アセットにしか過ぎないものとして普及する。そして政府のあり方、政治のあり方は変わらない世界線です。

設楽:めちゃくちゃ興味深いポイントです。東さんが望む世界は理想的かもしれませんが、一方、東さんのいうネガティブシナリオのビットコインで変わらない世界の方が、相対的に平和かもしれない。本質的に資産を政府から切り離して持つべきだと大多数が気が付く世界は、平和ではないかもしれない。ビットコインの根本思想が発揮できるのですが、生きることが大変な世界の方が、くしくもビットコインが普及するんじゃないかと思います。

東:どうしてもみんな怠惰です、僕も怠惰です。だから中央集権的な方が楽なんで、そっちに流れていくのは理解できます。でも今の世界の中央集権的な体制や、法定通貨の仕組み、金融の政府によるコントロールがこのまま進んで、戦争が起きたとします。そうなると国民の資産が政府に没収されることもある。そうしたらその世代は自分自身で資産を持つこと、非中央集権的なことの重要性に気が付く。ただその後、戦争が終わってまた平和な状況が続くと、次第にまた中央集権に向かっていく。そしてまた戦争が起こって……。

僕が問いたいのは、では人間はこれを永遠に繰り返していくんですか? ということなんですよ。僕はこの繰り返しのパターンを、ビットコインがしっかりと普及すれば、少しは変えられるのではないかと思っています。そういう世界の方が良い世界ではないでしょうか。それを多くの日本人に問いたいですね。

→対談の前編はこちら

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「ビットコイナー反省会」×「あたらしい経済」コラボ企画

なおこの対談とのコラボ企画として、あたらしい経済編集長の設楽が、東晃慈氏のYouTube番組「ビットコイナー反省会」にもゲスト出演いたしました。こちらでは設楽が東氏とWeb3業界の現状についてディスカッションしております。是非合わせてお楽しみください。

取材/編集:設楽悠介(あたらしい経済)
写真:森川亮太
取材場所:TOKYO BITCOIN BASE

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この記事の著者・インタビューイ

東晃慈(Koji Higashi)

2014年よりビットコインにフルタイムで携わっており、プロダクト開発、ビジネス開発、情報発信など多岐に渡り活躍する国内のビットコイナーの草分け的存在の一人。海外でも認知され、独自のネットワークを持っている。現在ビットコインに特化したコンサルティング企業Diamond Handsの代表と世界的なビットコイン企業Blockstreamの日本市場開発のリードを務めている。

2014年よりビットコインにフルタイムで携わっており、プロダクト開発、ビジネス開発、情報発信など多岐に渡り活躍する国内のビットコイナーの草分け的存在の一人。海外でも認知され、独自のネットワークを持っている。現在ビットコインに特化したコンサルティング企業Diamond Handsの代表と世界的なビットコイン企業Blockstreamの日本市場開発のリードを務めている。

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