国内展開「LINE NFT」が終了、グローバル版「DOSI」に移行へ

「LINE NFT」が終了しグローバル版「DOSI」に移行へ

LINE Xenesis(ラインジェネシス)提供の「LINE NFT」や「DOSI Wallet」などの国内向けのNFT関連サービスが、2024年1月5日より順次終了する。LINEヤフーが11月15日発表した。今後の国内向けNFT関連サービスは、来年1月10日にリニューアルされるグローバルNFTプラットフォーム「DOSI」にて提供されるとのことだ。

なおLINE Xenesisは、LINEヤフーの暗号資産(仮想通貨)事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLINEヤフーの子会社だ。なお「DOSI」および「DOSI Wallet」は、グローバルNFTプラットフォームの事業運営を行うLINEヤフーの子会社で米国法人のLINE NEXT(ラインネクスト)が提供している。

LINEヤフーによると現在ユーザーが「DOSI Wallet」で保有するデジタルアセットは、LINE NEXTへの情報提供同意など、所定の手続き後、新「DOSI」の利用規約への同意で利用可能になる予定だという。ちなみに国内向けのNFT関連サービスの運営主体に関しても、LINE XenesisからLINE NEXTへ移行されるとのこと。LINE NEXTは、日本も含めたグローバルでのサービス提供を行っていくとのことだ。

LINEヤフーは、リニューアル後の「DOSI」への登録により、日本ユーザーは海外のNFTを購入可能になる他、海外ユーザーとの取引もできるようになると説明している。

また、今回のNFT関連サービスの終了にあわせて新たな「DOSI」では、これまで個々に提供してきたマーケット、ウォレットなどを一本化したサービスへとリニューアルし、既存のWebサービスに加え、新たにアプリも提供する予定とのことだ。

発表によると「LINENFT」はサービス開始後1年6ヶ月の間で100を超えるブランドから約34万点以上のNFTが販売され、約33万回の取引がされるなど、多くのユーザーに利用されていたとのこと。

また「DOSI」および「LINE NFT」のNFTウォレットとしてサービスを展開している「DOSI Wallet」は、2022年9月に「DOSI」の専用ウォレットとしてサービスを開始。グローバルユーザーを中心に拡大を続け、今年3月には日本ユーザー向けに提供していた「LINE BITMAX Wallet」と統合し、現在登録アカウント数は540万を超えているという。

終了スケジュール

・2024年1月5日(予定)

LINE NFT終了

・2024年1月10日(予定)

DOSI Wallet終了 ・新「DOSI」リリース

DOSI Citizen、ACRZストア、AVAのLINE Xenesisによるサービス提供を終了

関連ニュース

参考:LINEヤフー
images:iStocks/Foryou13

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【5/17話題】スラッシュがSlash Vプリカ SHOP開始、SECのSAB121覆す決議案が可決など

スラッシュが「Slash Vプリカ SHOP」開始、暗号資産でVプリカ購入可能に、米上院、SECの暗号資産会計ルール「SAB121」を覆す決議案を可決、インド証券取引委員会、暗号資産取引の監督に前向き、準備銀行とは対照的に、仏証券監督当局、投資家にBybitの無登録営業を警告、KuCoin、ナイジェリアの規制準拠に向け一部サービスを停止、米CME、ビットコイン現物取引の提供検討か=報道、リップル、「XRP Ledger」をコスモスのインターチェーンに接続、マスターカードがカーボンクレジットのトークン化における概念実証完了、スタンダードチャータード銀行らと、DTCC、大手銀行らとファンドのトークン化推進する「Smart NAV」の実証実験完了。チェーンリンク活用で