Citadel Wallet、スイのネイティブハードウェアウォレット「SuiBall」の予約販売開始

スイのハードウェアウォレット予約販売開始

レイヤー1ブロックチェーン「スイ(Sui)」に特化した初のネイティブハードウェアウォレット「スイボール(SuiBall)」が10月1日に発表された。同日シンガポールで開催された「スイフェスト(SuiFest)」において、同ウォレットは開発元のシタデル・ウォレット(Citadel Wallet)により披露された。

スイボールは、トランザクションを人間が完全に読み取れる形で表示する「クリアサイニング(Clear Signing)」機能を搭載する。従来のハードウェアウォレットで見られる「ブラインドサイン」の課題を解消し、利用者が承認内容を直感的に確認できる設計となっている。

対応資産については、スイ上のネイティブトークン(SUI、WAL、DEEP、NS等)をはじめ、エコシステムトークン(SEND、BLUE、CETUS、IKA等)、そしてネイティブBTCをサポートする。

またスイボールは、スイのアプリやサービスと深く統合されており、スイエコシステム内でのシームレスな利用が可能になると説明されている。特に現在スイのTVL(総ロック額)の約30%がBTC資産で構成されている現状を踏まえ、BTCファイ(BTCfi)領域での利用に重点を置いている。さらに将来的には、スイボールをゲームや決済のユースケースにも対応を拡大する予定だという。

予約販売はすでに開始されており、事前予約者には35%の割引が提供される。 

なお類似の取り組みとして、ハードウェアウォレット開発企業レジャー(Ledger)が2025年5月にソラナ(Solana)専用デバイス「レジャーフレックスソラナエディション(Ledger Flex Solana Edition)」を販売開始している。

参考:スイブログ
画像:PIXTA

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あたらしい経済 編集部

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