アバランチ(AVAX)、「Avalanche Warp Messaging」導入、サブネット間でブリッジ不要に

アバランチサブネット間のネイティブ通信可能に

レイヤー1ブロックチェーンのアバランチ(Avalanche)が、ソフトウェアアップグレード「Banff5(バンフファイブ)」の実装完了を12月23日発表した。

このアップグレードにより「Avalanche Warp Messaging:AWM(アバランチワープメッセージング)」が導入され、アバランチの「サブネット」間において相互通信とデータ共有が可能になったとのこと。

アバランチは、異なるデータ構造を採用する3つのブロックチェーンを持つ、マルチチェーンフレームワークを採用したブロックチェーン。誰もがアバランチのセキュリティを活用した独自のブロックチェーンを「サブネット」として自由に構築できる機能が搭載されている。

今までのアバランチでは「サブネット」間でトークンの送受信を行う場合は、ブリッジプロトコルを利用する必要があった。今回の「AWM」導入によりブリッジに頼らずに「サブネット」同士の「シームレスなネイティブ通信」が可能になるとのことだ。

なおアバランチでは、この数ヵ月において、「サブネット」のバリデータが「サブネット」独自のトークンをステーキングし、報酬が得られるようになった。また開発者が「Rust(ラスト)」以外のプログラミング言語を全く利用せずにアバランチで独自ブロックチェーンを構築できるようになる「Rust SDK」がリリースされた。

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参考:アバランチ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/neyro2008

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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