ソラナ(SOL)のNFTマーケットプレイス「マジックエデン」、イーサリアムに対応

マジックエデンがイーサリアムにクロスチェーン対応

NFTマーケットプレイス「マジックエデン(Magic Eden)」が、イーサリアム(Ethereum)にマルチチェーン対応することを8月3日発表した。

「マジックエデン」は、ソラナ基盤のNFTのみを扱っているマーケットプレイスだ。ソラナ上で稼働するNFTマーケットプレイスとしては最大手となる。ダップレーダー(DappRadar)によると直近1ヶ月のNFTマーケットプレイス全体ユーザー数ランキングで、大手NFTマーケットプレイスのオープンシー(OpenSea)に続き2位、そして取引高については3位となっている。(8/3 調べ)。

「マジックエデン」のイーサリアム対応の詳しい日程については、現時点で公開されていないが、NFTのローンチパッドにイーサリアム基盤のNFTを導入する方針。これによりクリエイターは「マジックエデン」でNFTをイーサでミント(鋳造/発行)し販売が出来るようになる。なおサイケデリック アノニマス(Psychedelics Anonymous)の姉妹コレクション「EZU」からスタートする予定とのことだ。

また「マジックエデン」は、イーサリアム基盤のNFTをSOLやクレジットカード、ソラナ基盤のNFTをETHやクレジットカードで購入できるようにする「クロスカレンシー取引プロダクト(cross-currency trading product)」のプライベートベータ版のテストを実行しているとのこと。さらに今後数ヵ月でクロスチェーン取引の分析ツールの提供も予定しているとのことだ。

「マジックエデン」は今年6月、シリーズBラウンドで約177億円(1.3億ドル)の資金調達を完了。企業評価額は約2180億円(16億ドル)に達している。

関連ニュース

「Magic Eden」、ソラナ(SOL)のPhantomウォレットと連携

ソラナのNFTマーケットプレイス「Magic Eden」、約177億円調達=報道

Webブラウザ「Brave」のウォレット、ソラナ(SOL)に対応

ソラナ(SOL)、ニューヨークで直営店オープン

NFTパスポート「Quadrata」、イーサリアムでメインネットローンチ

参考:Magic Eden
images:iStocks/Lemon_tm

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる