ジュピター、NFTやトークン化TCGカード担保可能なレンディング市場「Offerbook」公開

ジュピターがP2P型信用市場「Offerbook」公開

ソラナ(Solana)の分散型取引所(DEX)アグリゲーターなどを展開するジュピター(Jupiter)で、レンディング市場「オファーブック(Offerbook)」のパブリックベータ版の公開がされた。同プロトコル公式Xで5月28日に発表された。

ジュピターチームによると、オファーブックでは、ソラナ上の検証済みトークンやNFT、トークン化されたトレーディングカードゲーム(TCG)カード等に紐づくNFTなどを担保として、USDCを固定金利・固定期間で借りられるという。

同プロトコルチームは、「数千のトークン、NFT、TCGカードが、世界中からアクセス可能なパーミッションレスな信用市場を利用できるようになった」と説明している。

同サービスは、借り手と貸し手が直接条件を設定・交渉するピアツーピア(P2P)型の信用市場として設計されている。借り手は、貸し手が提示する条件を受け入れて資金を借りられるほか、自身で年利(APY)や担保率(LTV)、借入期間を設定し、借入オファーを作成することも可能だとのこと。

一方、貸し手は担保として受け入れる資産やAPYなどを自由に設定できる。

ジュピターチームは、オファーブックは従来のレンディングプロトコルとは異なり、価格変動を基準とした清算を行わない仕組みを採用していると説明している。借り手が期限内に返済すれば担保資産は維持され、返済されなかった場合は貸し手が担保資産を取得する仕組みだ。

また同チームは、従来のレンディング市場では価格オラクルや十分なDEX流動性が必要だったため、多くのロングテール資産を担保として利用できなかったと説明している。

そのうえで同チームは、オファーブックにより対応するオンチェーン資産を担保として活用できる市場を広げるとし、新たな信用市場の形成を目指すとしている。

 

 画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者 ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。