リップル社CEO、「エックスアールピー(XRP)」現物ETFのAUM10億ドル到達を報告

XRP現物ETFのAUMが10億ドルに

米国で取引開始された複数のエックスアールピー(XRP)現物ETFのAUM(運用資産残高)が、上場から4週間未満で10億ドル(約1,563億円)規模に達した。米リップル(Ripple)社CEOブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)氏が12月9日にXで報告した。

現在米国で取引されているXRP現物ETFには、フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)の「Franklin XRP ETF(XRPZ)」、グレースケール・インベストメンツ(Grayscale Investments)の「Grayscale XRP Trust ETF(GXRP)」、ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management)の「Bitwise XRP ETF(XRP)」、カナリー・キャピタル・グループ(Canary Capital Group)の「Canary XRP ETF(XRPC)」があり、いずれも米資産運用会社が組成している。

ガーリングハウス氏はXで、今年だけでも米国で40本超の暗号資産関連ETFが上場したことに触れ、規制された暗号資産商品への需要が先送りされてきたものの、今それが顕在化しているとの見方を示した。

その要因として同氏は、米資産運用大手バンガード・グループ(Vanguard Group)が暗号資産ETFの取引を容認した点を挙げた。また同氏は、バンガードが米国居住者向けの従来型の退職・取引口座で暗号資産ETFへのアクセスを開放したことにより、ブロックチェーン技術の専門家でなくても暗号資産に投資できる人が数百万人規模で増えたと述べた。

12月2日には、バンガードが自社のブローカレッジプラットフォーム上で、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、XRPなどを主要資産とする他社のETFや一部暗号資産関連投資信託を、米国のブローカー口座を通じて取引可能にしている。

画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。