クリプトガレージ、法人向け「SETTLENET CUSTODY」でETHステーキング提供開始

クリプトガレージが法人向けカストディサービスにETHステーキング追加

Crypto Garage(クリプトガレージ)が、イーサリアム(ETH)活用のステーキングサービス提供開始を3月1日発表した。

同サービスはクリプトガレージ提供の法人向けデジタルアセット保管サービス「SETTLENET CUSTODY(セトルメントカストディ)」の機能拡充により提供されるとのこと。

クリプトガレージは、東証プライム上場のデジタルガレージの子会社で、フィンテック分野のブロックチェーン金融サービス事業を展開する企業。2021年6月に暗号資産交換業者として認可を受けている。「SETTLENET CUSTODY」は昨年4月より提供が開始されている。なお同時期にOTC取引も提供開始となっている。

ステーキングとは、「バリデーター」と呼ばれるユーザーが、対象となる暗号資産を一定量保有(ロック)することで取引記録のブロック生成プロセスに参加し、報酬を得る行為のこと。暗号資産取引所が提供するステーキングサービスは、ユーザーからトークンをプールに集め、ネットワークにまとめて預け入れる形式をとる。そのためユーザーはステーキング参加に本来必要な暗号資産保有量を持たなくとも、少額でステーキング報酬が得られる。

なおステーキングは、コンセンサスアルゴリズムの「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」を採用するブロックチェーンで実行が可能となっている。コンセンサスアルゴリズムとは、暗号資産のブロックを追加する際の合意形成のアルゴリズムである。

クリプトガレージは今後、PoSを採用している他の暗号資産も対象に、ステーキングサービスを拡大していく予定とのことだ。

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参考:クリプトガレージ
images:iStocks/SasinParaksa・Ninja-Studio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。