独警察当局がオンライン海賊版グループ関連の約5万BTCを押収、同国では過去最大規模

換金については未定

ドイツの警察当局が、約5万BTCを押収したと1月30日発表した。

ビットコインの価格は記事執筆時点(2024年1月31日11:15 コインマーケットキャップ調べ)で約42,791ドル(約632万円)であるため、押収されたビットコインは約21億ドル(約3160億円)になる。

発表によれば、今回のビットコイン(BTC)の押収額は、ドイツの法執行当局によるものでは最大規模のものだという。

今年1月中旬にドレスデン検事総長室、ザクセン州刑事警察、ライプツィヒ第二税務署の税務調査部門がザクセン州統合調査ユニット(INES)として行った調査で、当該ビットコインは確保されたという。

捜査は連邦刑事警察庁(BKA)、FBI、ミュンヘンのフォレンジックIT専門会社の協力の下行われたとのこと。

当該のビットコインは、2013年5月末まで運営されていたドイツの海賊版ポータルサイト運営会社の責任者2名から押収された。彼らは、同サイトから得た収益でビットコインを購入していたという。

なお2人は現在、著作物の商業的無許可利用と商業的マネーロンダリングの疑いで捜査されている最中だ。

また当該のビットコインは、被告が政府のウォレットに送金する形で押収されており、換金に関する最終決定はまだなされていないという。

関連ニュース

参考:ドイツ当局
images:iStock/jirawut-seepukdee

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。 同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

合わせて読みたい記事

【5/16話題】エルサルバドルが過去3年間で約474BTCをマイニング、MEVで暗号資産盗んだ兄弟が起訴など

エルサルバドル、過去3年間で約474BTCをマイニング、ビットコイン保有数を増やす、司法省、MEVエクスプロイトで2500万ドル相当の暗号資産盗んだ兄弟を起訴、ヴィタリック、コールデータ用の新ガス料金システム導入する「EIP-7706」発表、「Bitcoin Core」コントリビューター、ビットコインの存続危機をブログで警告、ロビンフッド、欧州向けに「ソラナ(SOL)」のステーキングサービス提供開始、オーケーコインジャパン、「ソラナ(SOL)」のステーキングサービス提供へ、SBI VCトレードがジパングコイン(ZPG)のレンディングサービス提供開始、期間限定で優遇年率99%に、HTX関連会社Huobi HK、香港のライセンス申請が再度取り下げに