米GameStopがNFTマーケットプレイス提供終了へ、暗号資産規制の不確実性を理由に

GameStopがNFTマーケットプレイス提供終了へ

米ビデオゲーム小売のゲームストップ(GameStop)が、NFTマーケットプレイス「ゲームストップNFT(GameStop NFT)」の提供終了予定を発表した。

その発表によると同サービスでは2月2日以降、ユーザーはNFTの購入・販売・作成が出来なくなるという。ただしユーザーが保有するNFTはブロックチェーン上にミント(鋳造/発行)されたものであるため、他のプラットフォームを通じて引き続きアクセスや販売が可能であるとのこと。

ゲームストップは今回のサービス提供終了について「暗号資産分野の規制上の不確実性が続いているため」と説明している。

なおゲームストップは昨年8月に今回と同様の理由にて、同社が2022年に公開した、暗号資産(仮想通貨)ウォレット「ゲームストップウォレット(GameStop Wallet)」を廃止していた。

「ゲームストップNFT」は2022年10月にローンチしたNFTマーケットプレイスだ。イーサリアム(Ethereum )のレイヤー2ソリューションなどを開発するイミュータブルX(Immutable X)と共同で開発された。

ゲームストップとイミュータブルXは、2022年2月にパートナーシップ契約を締結し、イミュータブルX独自トークン「IMX」で最大1億ドル(当時約115億円)のファンドを設立している。そのファンドの資金は、NFTコンテンツおよび技術クリエイターへの助成金として使用していく予定と発表されていた。

関連ニュース

参考:ゲームストップNFT
images:iStocks/jetcityimage

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【5/13話題】バイナンスがインドでの業務再開目指す、SBI VCトレードにAPT・HBAR・ZPG上場へなど

バイナンスがインドの金融監視機関に登録、業務再開を目指す、SBI VCトレードにアプトス(APT)・ヘデラ(HBAR)・ジパングコイン(ZPG)上場へ、米SEC、コインベースの仮抗告申し立て却下を裁判所に要請、オプティミズムの「OP Stack」に新機能、L3エコシステムのサポート目的で、インジェクティブ開発の「inEVM」、「Arbitrum Orbit」と統合、トランプが暗号資産での政治資金の寄付受入へ、「バイデンは暗号資産を知らない」と発言も、米下院議員、暗号資産ミキサー経由の資産取引を一定期間禁止する法案提出