マイクロストラテジー共同創業者が約310億円相当の自社株売却し、個人でビットコイン購入へ

自社株31万5000株を売却

企業としてビットコイン(BTC)の購入を積極的に進めている米ナスダック上場企業マイクロストラテジー(MicroStrategy)の共同創業者であるマイケル・セイラー(Michael Saylor)氏が、約2億1600万ドル(約310億円)相当になる同社株式を売却する予定だ。1月2日に提出された書類にて明らかとなった。

書類によればセイラー氏は、ストックオプションを行使し自社株31万5000株を売却するという。

セイラー氏は昨年11月のマイクロストラテジーの2023年第3四半期決算説明会にて、1月2日から4月25日まで、毎営業日5,000株を売却する計画だと話していた。また4月までにストックオプションを行使しなければ、その権利は期限切れになるとのことだ。

なおセイラー氏は株式の売却益にて個人的にビットコインをさらに購入し、「金融債務」に対処する予定だとも述べている。

なおマイクロストラテジーは昨年12月26日時点で、合計189,150BTCを保有しているとのこと。取得額は約58億9,500万ドル(約8,329.8億円)となっており、1BTCあたりの取得額は31,168ドル(約440.4万円)とのことだ。

またマイクロストラテジーは、クラスA普通株式の売却を通じて最大7.5億ドル(約1,110.6億円)を調達する可能性があると昨年11月30日に発表している。 これについてマイクロストラテジーは、昨年12月26日時点で合計1,076,915株の株式を発行および売却したと伝えていた。

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参考:提出書類ブルームバーグマイクロストラテジー
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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。 同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

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