米サークル投資部門、L1ブロックチェーン「Sei(SEI)」に出資

サークルベンチャーズがSeiに出資

ステーブルコイン発行企業の米サークル(Circle Internet Financial)の投資部門のサークルベンチャーズ(Circle Ventures)が、レイヤー1ブロックチェーン「セイ(Sei)」への出資を11月15日発表した。

この戦略的投資には、サークルのステーブルコインインフラストラクチャに関する「セイ」への市場開拓アドバイスが含まれているとのこと。

なおサークルベンチャーズによる今回の出資額は不明だ。

「セイ」はDeFi(分散型金融)特化のレイヤー1ブロックチェーンだ。高速な処理ができるように設計され、暗号資産のトレーディングに最適化されているという。なお開発開始当初はコスモスSDK(Cosmos SDK)を用いて構築されていたが、その後オリジナルで再構築されている。なお「セイ」は、今年8月にメインネットのパブリックベータ版をローンチしている。

「セイ」の開発を主導するセイラボ(Sei Labs)は今年4月、ジャンプ(Jump)やディストリビューテッド・グローバル(Distributed Global)などの投資家から2回の戦略的資金調達ラウンドで3,000万ドル(当時約43.9億円)を調達していた。

またサークルは、2024年初めにIPO(新規公開株)を検討していると、ブルームバーグが関係者の話として11月8日に報じている。

関連ニュース

参考:Sei Japan
images:iStocks/ChrisGorgio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【5/17話題】スラッシュがSlash Vプリカ SHOP開始、SECのSAB121覆す決議案が可決など

スラッシュが「Slash Vプリカ SHOP」開始、暗号資産でVプリカ購入可能に、米上院、SECの暗号資産会計ルール「SAB121」を覆す決議案を可決、インド証券取引委員会、暗号資産取引の監督に前向き、準備銀行とは対照的に、仏証券監督当局、投資家にBybitの無登録営業を警告、KuCoin、ナイジェリアの規制準拠に向け一部サービスを停止、米CME、ビットコイン現物取引の提供検討か=報道、リップル、「XRP Ledger」をコスモスのインターチェーンに接続、マスターカードがカーボンクレジットのトークン化における概念実証完了、スタンダードチャータード銀行らと、DTCC、大手銀行らとファンドのトークン化推進する「Smart NAV」の実証実験完了。チェーンリンク活用で