web3ゲーム用ネットワーク「Immutable zkEVM」、テストネット公開

Immutable zkEVMのテストネットが公開

イミュータブル(Immutable)開発のweb3ゲーム用ネットワーク「Immutable zkEVM」のテストネットリリースが8月15日に発表された。イミュータブルは、イーサリアム(Ethereum)レイヤー2スケーリングソリューションのイミュータブルエックス(Immutable X)を開発する企業。

今回テストネットがリリースされた「Immutable zkEVM」は、「ゼロ知識証明(zero-knowledge proof:zkp)」を活用した「zkロールアップ(zk-rollup)」を使用したweb3ゲーム用のブロックチェーン。より速く、簡単に、少ないリスクでweb3ゲームの開発を行えるように設計されているという。

また「Immutable zkEVM」は、EVM(Ethereum Virtual Machine)互換性があるネットワークであるため、イーサリアムやその他EVM互換チェーンで使用してきた開発ツールやプログラミング言語を使用してアプリケーション開発を行うことができるとのことだ。

ちなみに「ロールアップ」とは、元となるブロックチェーンのセキュリティなどを活用しながら、ガス代(ネットワーク手数料)やネットワークの混雑解消を図るスケーリング技術である。

なお「Immutable zkEVM」は、ポリゴン(Polygon)ネットワークの開発者チーム「ポリゴンラボ(Polygon Labs)」と3月に提携したパートナーシップの後、ポリゴンの技術を利用して開発されたとのこと。

イミュータブルはブログにて、既に同ネットワークでの開発を開始しているゲームスタジオや、マーケットプレイスなどのパートナーを紹介しており、さらに多くのパートナーが近日公開予定であると述べている。

また発表では「Immutable zkEVM」でのガス代についても言及されている。実際のガス代はその時々のネットワークの需要で変化するが、平均ガス代としてはPolygon PoSとPolygon zkEVMの間の価格になると予想されているという。

なお「Immutable zkEVM」のメインネットについては、現在のところ2023年の第4四半期にリリースが予定されており、今後もポリゴンのチームと緊密に協力する予定であるとのことだ。

イミュータブルは昨年6月、ビットクラフト(BITKRAFT)やアニモカ(Animoca)、エアツリー(Airtree)、キングリバーキャピタル(King River Capital)、ゲームストップ(GameStop)といったweb3ゲームやNFTに特化したベンチャー企業との提携による投資や、資金調達のための金銭的支援や開発のサポートを行うweb3ゲームファンドを立ち上げている。

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参考:イミュータブルブログ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ket4up

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属 格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。 SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。