ムーンペイがWeb3クリエイティブエージェンシーNightshift買収=報道

ムーンペイがナイトシフトを買収

暗号資産(仮想通貨)決済プロバイダのムーンペイ(MoonPay)が、web3特化型クリエイティブエージェンシーのナイトシフト(Nightshift)を買収したことが明らかになった。このことは、両社が、アドウィーク(Adweek)の報道を引用する形で1月19日に発表している。

報道によると、ムーンペイは今回の買収によって、同社が使命に掲げる「クライアントや消費者がweb3をより利用しやすくする」点がより強化されると述べているという。なお今回の買収金額については発表されていない。

またナイトシフトは今回の買収を通じ、社名をアザーライフ(Otherlife)に変更、そしてムーンペイの既存顧客に加え、アドビ(Adobe)、スポティファイShopify)、プロサッカークラブのアーセナルFCなど同社既存顧客との取引も継続する予定だ。

ムーンペイは昨今、web3領域において強い存在感を示している。

昨年4月に大手NFTマーケットプレイスのオープンシー(OpenSea)と提携。これによりユーザーはクレジットカードやApple Pay、Google PayなどでオープンシーのNFTを直接購入できるようになった。なお同月、ジャスティン・ビーバーをはじめとする著名投資家らから8700万ドル(約109.2億円)の資金調達も実施している。

昨年6月には米決済大手マスターカード(Mastercard)、12月にはDeFi(分散型金融)プロトコルのユニスワップ(Uniswap)との提携も発表されていた。

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参考:OTHERLIFE 
デザイン:一本寿和
images:iStocks/royyimzy・shironosov

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。 同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

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