HARTiが関西私鉄4社とNTFコレクションイベント、ポリゴン(MATIC)採用

HARTiがNTFコレクションイベントイベントを実施

NFTプラットフォーム「HARTi」提供のHARTi(ハーティ)社と、関西イノベーションセンターが、関西私鉄4社のエリア横断型NTFコレクションイベントの実施予定を10月31日発表した。

この取り組みは関西イノベーションセンターが運営するイノベーション創出拠点MUIC Kansai(MUIC)の課題解決プログラムとして採択され、MUICの会員企業およびそのグループ会社である 近畿日本鉄道・​南海電気鉄道・阪急電鉄・阪神電気鉄道4社協力のもと実施されるという。

このイベントは11月12日~12月11日の開催を予定しており、近鉄電車、南海電鉄、阪急電車、阪神電車の20か所の駅でNFTが配布されるとのこと。1駅につき100個限定で、配布予定数量に達し次第終了となる。

なお参加にはNFTプラットフォーム「HARTi」のアプリダウンロードが必要だ。同アプリ内のイベントページから対象の駅と残数を確認し、目当ての駅まで電車で移動し、獲得ボタンを押すと限定NFTを取得できるとのこと。

HARTiアプリの「Geo-location機能」でユーザー端末の位置情報(GPS)を利用し、特定のロケーション(駅)でのみNFTを取得・収集可能にする仕組みだ。

なお「あたらしい経済」が取材したところ、今回の2000点のNFTは、ポリゴン(MATIC)上でミント(鋳造/発行)されるとのことだ。

HARTiの最近のNFTに関する動向として9月に、札幌PARCOにてNFTプレゼント企画を実施している他、3月には東急不動産、丹青社、ピクシーダストテクノロジーズ(PxDT)と共にNFT配布によるオンライン上のコミュニティ構築、およびDXによる空間の新たな体験価値創造の検証のための実証実験を東急プラザ渋谷「111-ICHIICHIICHI-」で実施していた。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/Molnia

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。 同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

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