イーサリアムがテストネット「Shandong」ローンチ、「Shanghai」アップグレードに向け

イーサリアムがテストネット「シャンドン」ローンチ

イーサリアム(Ethereum)が次期アップグレード「シャンハイ(Shanghai:上海)」に向け、テストネット「シャンドン(Shandong:山東省)」を10月15日ローンチした。

なお「シャンハイ」は、9月15日に実装された大型アップグレード「マージ(The Merge)」後初のアップグレードとして実施される計画だ。

今回立ち上げられたテストネット「シャンドン」では、「シャンハイ」におけるEIP(イーサリアム改善提案)候補のテストが行われる予定だ。

「シャンハイ」では、イーサ(ETH)のビーコンチェーンにおけるステーキングでロックされた資産を出金できる提案「EIP-4895」の対応が主に期待されている。

その他にもスケーリング対応やスマートコントラクトの拡張に関するEIPが検討されている。

ただし「シャンハイ」は来年2023年に実装する計画となっているが、具体的な日程はまだ決定していない状況だ。

なお直近で「シャンハイ」に実装するEIPについての議論が、10月27日の開発者会議で行われる予定となっている。

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参考:GitHub
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Dennis-Diatel-Photography

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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