アスターネットワークがメインネットローンチ、 OKExとゲートでも「ASTR」上場

アスターネットワークがメインネットローンチ

ステイクテクノロジーズ(Stake Technologies)が開発を主導する、日本発のパブリックブロックチェーン「アスターネットワーク(Astar Network)」が1月17日、メインネットをローンチした。

またメインネットローンチに際し、同ネットワークのネイティブトークンである「ASTR(アスター)」が、暗号資産(仮想通貨)取引所であるフォビグローバル(Huobi Global)で上場することが発表され、同日OKEx(オーケーイーエックス)、Gate.io(ゲート)でも上場が発表された。

発表によると各取引所では、USDTとの現物取引で「ASTR」の取り扱いがされている。

なお既に昨日より取引は開始しており、「ASTR」の価格は現在30円台を推移している状況だ(1/18コインマーケットキャップ調べ)。

またアスターネットワークはローンチに合わせ、今後のロードマップの公開や、ポルカドット接続をかけたパラチェーンオークションのクラウドローン参加者に対しASTRの配布を行った。

なおロードマップによると、先日発表されたアスターネットワーク(Astar Network)上のネイティブDEX(分散型取引所)「アーススワップ(ArthSwap)」は第2四半期中にローンチする予定だ。

ステイクテクノロジーズのCEO渡辺創太氏は「2年半開発してきただけに感慨深いです。ローンチ後も諸々ニュース仕込んでます(一部抜粋)」と自身のTwitterでコメントしている。

アスターネットワークとは

アスターネットワークは、異なるブロックチェーンの相互接続(インターオペラビリティ)を目指すプロジェクトであるポルカドット(Polkadot)のパラチェーンとして昨年12月に接続が完了したブロックチェーンだ。

ポルカドットは中心的な機能を果たすリレーチェーンと、そのリレーチェーンに接続される個別のブロックチェーンであるパラチェーンによって構成されている。

ポルカドットリレーチェーンでは、スマートコントラクトをサポートしていない為、アスターはポルカドットへEVM(イーサリアムバーチャルマシン)やWASM(ウェブアッセンブリ)を提供することで、複数のブロックチェーンをサポートするマルチチェーンスマートコントラクトプラットフォームを目指している。

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参考:ロードマップOKExGate.io
デザイン:一本寿和
images:iStocks/dalebor

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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