ジュピター、ソラナへのクロスチェーン入金機能「Universal Deposit」提供開始。ブリッジやスワップ自動化

複数チェーンの暗号資産をソラナ上でUSDCとして受け取り

ソラナ(Solana)基盤の分散型取引プラットフォーム「ジュピター(Jupiter)」が、複数のブロックチェーン上の対応トークンを送信し、ソラナ上のウォレットで米ドル連動型ステーブルコイン「USDC」を受け取れる新機能「ユニバーサル・デポジット(Universal Deposit)」の提供を開始した。ジュピターが9月2日に公式Xアカウントで発表した。

ユニバーサル・デポジットでは、資産を移動する経路の選択(ルーティング)やブリッジ、トークンをUSDCへ交換するスワップが自動で処理される。ユーザーは普段利用しているウォレットから対応トークンを送信するだけで、ソラナ上のウォレットでUSDCを受け取れる。別のブリッジアプリの利用やネットワークの切り替え、追加のトランザクションの実行は不要とのことだ。

ブリッジとは、異なるブロックチェーン間で暗号資産(仮想通貨)を移動するための仕組みだ。従来、別のブロックチェーンからソラナへ資産を移す場合、ユーザー自身がブリッジを利用し、必要に応じてネットワークの切り替えやトークンのスワップなどを行う必要があった。

現時点で入金元として対応するブロックチェーンには、イーサリアム(Ethereum)、ベース(Base)、アービトラム(Arbitrum)、スイ(Sui)が挙げられている。手数料は送金額にかかわらず一律0.30ドル(約47円)とのことだ。

同機能は、ジュピター公式サイトの「デポジット(Deposit)」画面から利用できる。ユーザーはウォレットを接続し、入金元のブロックチェーンとトークンを選択して資産を送信すると、ソラナ上のウォレットでUSDCを受け取れる。

なお、ジュピターは「もうブリッジは必要ない」と表現しているが、これはユーザー自身によるブリッジ操作が不要になるという意味であり、内部のブリッジ処理自体がなくなるわけではない。

参考:ユニバーサル・デポジット
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者 ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。