クオンタムソリューションズ、1000ETH売却で国内上場企業イーサリアム保有量2位に

クオンタムソリューションズが1000ETH売却

東証スタンダード上場企業クオンタムソリューションズが、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の売却を7月30日に発表した。

発表によると、同社の連結子会社で香港法人となるGPTパルズスタジオ(GPT Pals Studio)は、7月30日に1,000ETHを総額190万3,000ドル(約3億580万円)で売却したという。売却代金は取引手数料反映後の純額で、1ETH当たりの売却単価は1,903ドル(約31万円)だったという。

これによりクオンタムソリューションズの保有するETHの総量は、4,764.8ETHとなった。またこれにより同社は、東証グロース上場のコンサルティング企業デフコンサルティング(Def consulting )が保有する4,976ETHを下回った。各社の最新公表値ベースでは、デフコンサルティングが国内上場企業のETH保有量で首位となり、クオンタムソリューションズは2位となった。

なお今回の売却に伴い、クオンタムソリューションズは2027年2月期第2四半期会計期間に約1,700万円の売却損を計上する見込みだ。売却単価が、2026年5月31日時点の時価評価後の帳簿価額を下回ったためだ。

また売却後に保有する4,764.8ETHのうち3,050ETHは借入れの担保として差し入れられており、残る1,714.8ETHはGPTパルズスタジオの暗号資産取引口座で保有されている。

GPTパルズスタジオは6月16日にも904ETHを総額160万6,471.28ドル(約2億5,800万円)で売却しており、クオンタムソリューションズが翌17日に発表していた。

売却上限を累計4,375ETHに引き上げ

クオンタムソリューションズは、同社グループが保有するETHの一部売却方針の変更についても7月30日に発表した。

同社は6月4日、グループが保有するETHを一部売却する方針を決議したと発表していた。ETHの売却は、同社が中長期的な成長戦略の一つに位置付けるAIインフラストラクチャ(AIDC)事業の推進に必要な資金を確保するために行われる。

今回、ETHの累計売却上限数量を最大1,875ETHから2,500ETH引き上げ、最大4,375ETHに変更した。今後のAIDC事業の進捗や、それに伴う資金需要に機動的に対応し、必要な事業資金を柔軟に確保するためだという。

今回の売却後の累計売却数量は1,904ETHとなり、変更後の上限に対する残存売却可能数量は最大2,471ETHとなった。

なお今回変更されたのは売却上限数量のみで、対象資産、売却実施期間、売却条件、売却目的および資金使途に変更はない。売却実施期間は2026年6月4日から同年10月30日までとなる。また同社は、上限の4,375ETHまで直ちに売却することを決定したわけではなく、実際の追加売却については、市場環境やETH価格、AIDC事業の進捗状況、資金需要などを総合的に勘案して判断するとしている。

参考:クオンタムソリューションズデフコンサルティング
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

田中柊也

「あたらしい経済」編集部 法政大学在学中。web3の革新性に惹かれ、暗号資産やブロックチェーン領域に関心を持つ。現在は制度や規制を中心に学びながら、ニュース制作に携わっている。