CoinDeskが買収検討を報道
RWA(現実資産)のトークン化を手がけるオンド・ファイナンス(Ondo Finance)が、2億5,000万ドル(約402億円)から5億ドル(約803億円)規模の買収を検討していると、暗号資産(仮想通貨)メディア「コインデスク(CoinDesk)」が日本時間7月31日に報じた。
コインデスクは、事情を知る匿名関係者の話として今回の買収検討を報じた。オンドは、ウェルステック(Wealthtech)を含む複数分野の企業を買収候補として検討しているとのこと。ウェルステックとは、資産運用や投資管理などをデジタル化する金融サービス分野だ。匿名関係者によると、オンドは正式なアドバイザーをまだ選任していないとのことだ。
オンドは、ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)のデジタル資産部門出身者らが2021年に設立した企業。米国債や株式などの金融資産をトークン化し、ブロックチェーン上で提供する事業を展開している。コインデスクはRWA.xyzのデータをもとに、同社の商品全体の資産総額は35億ドル(約5,621億円)超に達していると伝えており、RWA分野の大手事業者の一社となっている。
オンドの担当者はコインデスクに対し、「急成長中の企業として、オンドは通常の事業運営の一環として市場を定期的に評価しています。現時点では、いずれの相手とも協議していません」とコメントした。
なおオンドは、近年トークン化した米国債や株式などの提供に加え、金融インフラの整備も進めている。2025年10月には、オアシス・プロ(Oasis Pro)の買収を完了した。同社は、SEC登録ブローカーディーラー兼代替取引システム(ATS)を運営するオアシス・プロ・マーケッツ(Oasis Pro Markets)と、SEC登録トランスファーエージェントのオアシス・プロTA(Oasis Pro TA)を傘下に持つ。
オンドは今年7月、子会社オアシス・プロ・マーケッツが、トークン化株式やファンドを米国投資家に提供するための米金融業規制機構(FINRA)の追加認可を取得したと発表した。また、今年2月に発表した米国株やETF(上場投資信託)、金・銀などを参照する無期限先物取引基盤「オンド・パープス(Ondo Perps)」を7月に正式ローンチした。同月27日には、金融市場向け実行レイヤー「オンド・ネットワーク(Ondo Network)」を発表している。
参考:コインデスク
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