ウエスタンユニオン、ソラナ基盤の米ドルステーブルコイン「USDPT」を来月展開へ

USDPTが来月展開予定

米送金大手ウエスタンユニオン(Western Union)が、ソラナ(Solana)上で米ドル建てステーブルコイン「USDPT」を来月に展開する予定だ。同社CEOデビン・マクグラナハン(Devin McGranahan)氏が4月24日の2026年第1四半期決算説明会で明らかにした。

USDPTは来月のローンチに向け、現在は最終準備段階にあるという。マクグラナハン氏はUSDPTのローンチ予定について、「ウエスタンユニオンがデジタル資産に参入するかが問題ではなく、どれだけ早くスケールできるかが問題だ」と説明会で述べた。

またマクグラナハン氏によると、USDPTは初期段階では消費者向けのステーブルコインではなく、現在ウエスタンユニオンが代理店との決済に利用しているスウィフト(Swift)ネットワークの代替手段として位置づけられるという。

USDPTの初期展開は、主要代理店パートナーとの連携による数カ国でのオンチェーン決済が想定されているとのこと。またUSDPTと並行して、ウエスタンユニオンは2つの関連サービスも展開する予定だ。

1つ目はデジタルアセットネットワーク(Digital Asset Network:DAN)だ。DANは、USDPTや他のデジタル資産を活用して、暗号資産(仮想通貨)ウォレットとウエスタンユニオンの既存の小売・代理店ネットワークを接続するサービスとのこと。同氏によると、DANでは最初のパートナーが今週にもサービスの提供を開始する予定だという。

2つ目はUSDステーブルカード(USD Stable Card)で、今年中に数十市場での展開が計画されているとのこと。同カードは、利用者がステーブルコインの形で価値を保有し、世界中のカード加盟店で決済できるよう設計されている。

なお、ステーブルコインインフラ企業クロスミント(Crossmint)は3月4日、ウエスタンユニオンと提携し、USDPTとDANの導入支援を発表した。両社は、クロスミントのウォレット・決済APIをDANと連携させ、開発者やフィンテック企業がUSDPTを使った送金・決済機能をアプリに組み込めるようにする計画だ。

ちなみに、USDPTのローンチ計画が発表されたのは2025年10月。USDPTの発行は、暗号資産カストディ(保管)企業アンカレッジ・デジタル・バンク(Anchorage Digital Bank)が担う予定だ。

参考:ウエスタンユニオン
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。