トレードワークス、L0とL1構造の企業向けWeb3基盤「THXNET.」採用へ、THXラボと提携で

TradeWorksがTHXNET.採用へ

東証スタンダード上場の金融システム開発企業トレードワークス(TradeWorks)と、Web3 as a Serviceプラットフォーム「THXネット(THXNET.)」開発・運営のTHXラボ(THXLAB)が資本業務提携した。両社が3月27日に発表した。なおこの取引における契約条件など詳細は、現時点で公表されていない。

今回の提携によりトレードワークスは、THXネットを自社ソリューションの基盤に採用する予定とのこと。同プラットフォームの採用により両社は、企業専用レイヤー1チェーンの共同展開、トクチェーン(toku-chain)とのインフラ連携強化、NFT電子会員証・ファンダムソリューションの拡充、マイナウォレット連携・USDC等のステーブルコイン決済の推進などに取り組む予定だという。

トクチェーンは、トレードワークス開発・提供のNFT・ブロックチェーン活用クーポン配信プラットフォームだ。同社は2025年4月28日、大和証券が同年4月27日にリリースしたスマートフォン向けアプリ「Dポート(D-Port)」において、トクチェーンのコンテンツ提供開始を発表した。

THXネットは、レイヤー0とレイヤー1構造を採用した企業向けWeb3インフラだという。THXラボによると、同プラットフォームではオンチェーン処理とオフチェーン処理を組み合わせたハイブリッドAIアーキテクチャ(Hybrid AI Architecture)が採用されているという。

また、AI(人工知能)エージェントの高頻度処理に必要な低レイテンシとゼロガス設計を実現しつつ、決済・認証・監査証跡をオンチェーンで担保する構造も採用されているとのこと。同プラットフォームでは、導入企業が企業専用レイヤー1チェーンを最短1日で構築でき、APIファーストで実装可能だという。

また、同プラットフォームの導入コストと時間の大幅な削減を目的とした標準機能として、DID(分散型ID)検証(ERC-7734)、AIエージェント向けトラストレス基盤(ERC-8004)、IDウォレット、ハイブリッドNFT、オープンAPIが挙げられている。

両社はERC-8004を活用し、AIエージェント間の本人性、権限、決済、評価、監査証跡を担保するエンタープライズA2Aトラストレイヤー(Enterprise A2A Trust Layer)の共同開発も進める計画とのこと。

THXネットの導入実績としては、THXラボが2025年11月27日に発表した、TOPPANデジタル開発のデジタルアイデンティティ管理基盤「アバテクト(AVATECT)」向け専用レイヤー1チェーンの構築がある。

またTHXラボは同年3月12日、メディアアーティストの落合陽一氏がプロデュースする大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「null²」との連携プロジェクトとして、「ミラードボディチェーン(Mirrored Body Chain)」の構築を発表した。ミラードボディチェーンは、デジタルとフィジカルをつなぐデジタルヒューマン型ID基盤「ミラードボディ(Mirrored Body)」向けのWeb3インフラだ。

参考:トレードワークス
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。