国内初、SBI VCトレードが「USDCレンディング」開始へ

国内初のUSDCレンディングサービスが提供へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレードが、米ドル価格に連動する電子決済手段(ステーブルコイン)「USDC」のレンディングサービス提供開始予定を3月18日に発表した。

同サービスは、3月19日より開始される予定。国内のライセンス業者からUSDCのレンディングサービスが提供されるのは初となる。SBI VCトレードは国内で唯一、一般ユーザー向けにUSDC取引サービスを提供している。

今回提供開始されるレンディングサービスは、ユーザーがUSDCを同取引所へ貸し出すことにより、その対価として賃借料が付与されるもの。12週間満期での契約となる。

同サービスにおける想定年率は5%程度。1回の募集における1口座当たりの申込上限は5,000USDC。貸し出しできるUSDCは、1募集当たり原則100万円以下。複数申し込みは受け付けていないという。利用料は税込みで、貸出数量×年率(利用料率)×期間(日)÷365の計算式で算出される。

なお初の募集ではサービス開始記念として、12週間満期で10%の年率にて提供されるとのこと。一般的な米ドルの外貨定期預金の利回りは、年率0.01%~4%程度のため、通常時の年率でもその水準を上回るとのことだ。

また銀行の外貨預金の利息は、所得に関係なく一律20.315%の源泉分離課税だが、USDCレンディングの収益は雑所得として総合課税扱いとなるという。USDCレンディング1回募集あたりの応募上限額は5,000USDCになるので、他の雑所得がない等の一定の条件を満たせば、年間の雑所得額が20万円以下に抑えられることから、課税対象外になるとのことだ。

なおUSDCレンディングは外貨預金ではない。ユーザーがSBI VCトレードにUSDCを貸し出し、同取引所がそのユーザーに対して、ユーザーより借り入れたUSDCと同じ種類、数量のUSDCを返還する消費貸借取引となっている。かかるUSDC取引におけるユーザーからのUSDCの借入れは、資金決済に関する法律第2条第10項第3号所定の「他人のために電子決済手段を管理すること」には該当しないとのことだ。

参考:SBI VCトレード
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。