ソニー銀行、口座預金でステーブルコイン「JPYC」直接購入の対応へ

ソニー銀行とJPYCが提携

ソニー銀行が、日本円建てステーブルコイン「JPYC」発行元のJPYC社との戦略的業務提携を3月2日に発表した。

この提携により、ソニー銀行のサービスおよびエンタテインメントサービスをJPYCにシームレスに連携させ、新たな価値の創出を目指すとのこと。同取り組みの検討にあたっては、ソニー銀行のweb3関連事業子会社であるブロックブルーム(BlockBloom)が中心的な役割を担うという。

具体的な取り組みは、「JPYC」発行・償還サービス「JPYC EX(ジェーピーワイシーエクス)」上でソニー銀行の口座預金から直接「JPYC」を即時に購入できる機能(チャージ)の提供検討だという。自動引き落としサービスであるリアルタイム口座振替の活用により振込手続は不要で、JPYC EX上の操作のみで購入手続が完結するサービスの実現を目指しているとのこと。

またリアルタイム口座振替の特性や銀行インフラとの親和性を踏まえた設計を前提に、複数回自動入金などのサービスについても視野に入れて検討を行うという。

なお本取組で検討しているリアルタイム口座振替機能は、JPYC EXの将来的な拡張性や利便性の最大化に向け、特定の金融機関に閉じない中立的かつ持続可能な設計理念のもとで提供されていく予定とのことだ。

ソニー銀行は昨年12月、米バスティオンプラットフォームズ(Bastion Platforms)が提供するステーブルコインの発行・償還に関するインフラを利用した米国での米ドル建てステーブルコインの事業化に向け、具体的な検討を両社で進めると発表していた。

なおソニー銀行は、ブロックチェーン技術を活用したステーブルコインの事業化に向け、米国における子会社設立も視野に入れた検討も進めている。

ソニー銀行の子会社コネクティア・トラスト(Connectia Trust)は昨年10月、米国で連邦銀行免許(ナショナル・バンキング・チャーター)の申請を行った。コネクティア・トラストは申請書の中で米ドル連動型ステーブルコインの発行や準備資産の管理、さらにデジタル資産の保管・運用サービスを行う計画を示している。

参考:ソニー銀行
画像:iStocks/SB・Rawpixel

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。