セキュリタイズがSPAC上場協議、ハッシュキーはIPO申請=報道

セキュリタイズとハッシュキーが上場か

セキュリタイズ(Securitize)が、SPAC(上場特別目的買収会社)合併による上場を巡り協議していると「ブルームバーグ(Bloomberg)」が事情に詳しい関係者の話として10月11日に報じた。

RWA(実物資産)トークン化プラットフォームを提供するセキュリタイズの協議相手は、米金融大手キャンター・フィッツジェラルドLP(Cantor Fitzgerald LP)設立のブランクチェック企業、キャンター・エクイティ・パトーナーズ II(Cantor Equity Partners II)。同社は5月にIPO(新規株式公開)で2億4,000万ドル(約364億円)を調達して米ナスダック(Nasdaq)に上場したSPACだ。

報じられた取引が実現すれば、セキュリタイズの評価額は10億ドル(約1,520億円)超に達する可能性があるという。協議は進行中であり、同社が非公開のまま残る選択肢も残されている。

一方、香港ではハッシュキーグループ(HashKey Group)がIPO(新規株式公開)を非公開で申請したと、ブルームバーグが10月10日に報じた。ハッシュキーグループは早ければ年内に上場し、調達規模は最大5億ドル(約760億円)に達する可能性があるという。こちらも協議中で、評価額や上場時期などの条件は変更の可能性がある。

ハッシュキーグループは、香港に本社を置くエンドツーエンドのデジタル資産管理を行う金融コングロマリット。同グループは、シンガポール、日本、アイルランド、バミューダなどでも事業を展開している。

参考:ブルームバーグ1ブルームバーグ2
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。