ペイパル、P2P決済機能「PayPal link」ローンチ

ペイバルが決済リンク作成機能を提供開始

米決済大手ペイパル(PayPal)が、ピアツーピア決済の新機能「ペイパル・リンク(PayPal link)」の提供開始を9月15日に発表した。ペイパル・リンクは米国で同日から提供が始まり、今月後半には英国、イタリアを含む国際市場への展開が予定されている。

ユーザーは、同機能を使ってパーソナライズされた支払いリンクを作成でき、テキストやDM、メール、チャットで送信が可能となる。ペイパルは「メッセージを送るのと同じくらい簡単に送金や受け取りができる」と説明している。

また同機能では今後暗号資産(仮想通貨)が直接統合され、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、そしてペイパル発行のステーブルコイン「ペイパルUSD(PYUSD)」を送金できるようになるという。送金先はペイパルやベンモ(Venmo)に加え、暗号資産をサポートする世界中のウォレットが対象となる見込みだ。

こうした機能拡張の背景には、同社が展開するグローバルプラットフォーム「ペイパル・ワールド(PayPal World)」の存在がある。これにより複数のウォレットやアプリ間をつなぎシームレスな送金を実現するという。

同社はペイパルやベンモを通じた友人・家族間の送金は、これまで通り1099-K税務申告要件の対象外であることも説明している。従来通り、贈与や経費の分割といった個人間送金には納税申告書が送付されない。

なお同社は今年7月には特定の加盟店での暗号資産決済が可能になる「ペイ・ウィズ・クリプト(Pay with Crypto)」も発表している。

参考:ペイパル
画像:Reuters

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あたらしい経済 編集部

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