ブロックチェーンゲーム「TOKYO BEAST」が8/24にサービス終了へ、リリースから1.5カ月で決定

TOKYO BEASTが運営コストを理由に終了決定

ブロックチェーンゲーム「トウキョービースト(TOKYO BEAST)」が日本時間8月24日17:00をもってサービス終了する。同タイトルの公式ブログより7月23日に発表された。

トウキョービーストは、NFTとして発行されたビースト(BEAST)を育成・強化・バトルするゲーム。同ゲームは今年6月9日にグローバルリリースされた。 ユーザーは、ゲーム内ユーティリティトークン「TGT(TOKYO GAMES Token)」を、ステーキングやガバナンスに活用することで報酬を得られる。

今回のサービス終了決定は、リリースからわずか1か月半で発表されたことになる。

トウキョービーストのプロデューサー本橋直樹氏は、サービス終了の理由について「運営コストとのバランスが困難であったこと」を挙げている。またサービス終了にあたっては、同ゲームのステークホルダーとの協議を経て最終的な決定に至ったとしている。

補償に関しては、運営側が現時点で配分可能な最大限の金額を用い、ステーブルコインUSDCによる対応が実施される予定とのこと。

この方針は、「TGT」で補償を行った場合に価格が下落し、補償価値が不安定になる可能性があるために講じられるという。また、「TGT」およびトウキョービーストの開発組織トウキョーゲーム財団(TOKYO GAMES Foundation)による今後の展開において、過度な売却圧力が生じることを避ける目的もあるとされている。

なお、「TGT」およびトウキョーゲーム財団の活動は今後も継続されるとのこと。現在はトウキョービーストに続く、第2弾以降のタイトルに向けた開発が進行しているという。

またサービス終了に伴い、トウキョービーストの関連サービスも7月から9月にかけて段階的に終了することが明らかにされている。

具体的には、ゲーム内アイテムの購入機能を担っていたティービーストア(TB Store)は日本時間7月22日17:00に終了。また、コミュニティ機能やユーザーインターフェースを提供するトウキョービーストベース(TOKYO BEAST BASE)は、7月31日17:00をもってサービス終了となる。

さらに、メインコンテンツとなる対戦型バトルモードのトウキョービーストトライアルズ(TOKYO BEAST TRIALS)は、8月24日17:00に終了する予定だ。なお、サービス終了に伴う補償として実施されるUSDCによる払い戻しの申請受付は、8月25日17:00に開始される予定となっている。

そして、9月30日15:00をもって、アプリの配信および払い戻し申請の受付も終了する予定とのことだ。

参考:トウキョービースト
画像:iStocks/berya113

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。