スヌープ・ドッグ、テレグラムでNFTコレクション約100万点を30分で完売

スヌープ・ドッグがNFT販売

米ラッパーのスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)氏が、メッセージングアプリのテレグラム(Telegram)上で約100万点のNFTコレクションを販売し、30分で完売させた。テレグラムのCEOパベル・デュロフ(Pavel Durov)氏が7月9日にXで発表した。

このNFTは、スヌープ・ドッグ氏の象徴的なスタイルにインスパイアされた車や、犬、葉巻などをモチーフとしたデジタルアイテムで構成されている。販売は、テレグラム内のギフト機能「センドアギフト(Send a Gift)」を通じて販売され、総額1,200万ドル(約17.6億円)を売り上げたという。

なお、このコレクションは21日後にパブリックブロックチェーン「TON(The Open Network)」上でのミント(発行/鋳造)と、セカンダリーマーケット(二次流通)での取引が開始される予定とのこと。

またスヌープ・ドッグ氏は、今回のリリースに合わせて新曲「ギフト(Gifts)」をユーチューブ(YouTube)で公開した。同曲のミュージックビデオでは、NFTコレクションのアイテムも紹介されている。

「TON」は、デュロフ氏が開発を開始したブロックチェーンプロジェクトだ。テレグラムとの連携を基盤にしたブロックチェーンとして開発が進められていたものの2020年に米国証券取引委員会(SEC)の規制により開発は中止。その後TON財団が開発を引き継いでいた。

現在「TON」は、テレグラムで展開されるミニアプリの独占的なブロックチェーン基盤となっている。テレグラムが提供するプラットフォーム上での支払いは「TONコイン」に限定されている。

なおテレグラムは2030年までに15億人以上が利用するメッセージングアプリになると言われている。

画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。