PhantomのEUユーザー、パーペチュアル先物取引機能を利用可能に、Hyperliquid採用で

ファントムにパーペチュアル先物取引導入

暗号資産(仮想通貨)ウォレットのファントム(Phantom)が、EU(欧州)地域のユーザー向けに、ウォレット内から直接パーペチュアル(無期限)先物を取引できる機能を提供開始したと7月8日に発表した。

この機能は、スマートフォン上で直感的に操作できる取引体験になっているとのこと。ユーザーは最大40倍のレバレッジを利用できるという。

また、ポジション管理やストップロス注文(損失を一定の範囲に抑える為の自動売買注文)、テイクプロフィット注文(利益を確保する為の自動売買注文)の設定、リアルタイムの通知機能なども備えているとのこと。

なお取引対象の暗号資産は100種類以上がサポートされており、ビットコイン(BTC)、ソラナ(SOL)、イーサリアム(ETH)といった主要銘柄のほか、ペペ(PEPE)、ドージコイン(DOGE)といったミームコインにも対応しているという。

このパーペチュアル先物取引は、分散型取引所(DEX)およびその基盤となる独自レイヤー1ブロックチェーン「ハイパーリキッド(Hyperliquid)」のAPIを通じて提供されているとのこと。

なおパーペチュアル先物取引を利用する際は、SOLを専用残高に入金する必要があるという。そのSOLは、「ハイパーリキッド」上で自動的に米ドルステーブルコインUSDCへ変換されるとのこと。

メディア「ザ・ブロック(THE BLOCK)」によると、「ハイパーリキッド」は過去12カ月間で、累計1.5兆ドル(約230兆円)規模のパーペチュアル先物取引高を記録しているという。

参考:Phantom
画像:iStocks/Maximusnd

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。