自動車用樹脂部品メーカーのイクヨ、ビットコイン購入に最大12億円を投資へ

イクヨがビットコイン購入に12億円投資へ

自動車用樹脂部品の製造・加工・販売をする東証スタンダード上場企業イクヨが、ビットコインの定期購入の実施決定を6月26日に発表した。

発表によると同社は、成長戦略および資産運用の多様化を目的にビットコインを購入するという。

購入開始は7月。総投資額は12億円程度が予定されており、1年間にわたり毎月1億円程度のビットコインを購入していく方針とのこと。

なお購入にあたっては、市況動向を注視しつつ、適切なリスク管理のもと実施するとのことだ。

イクヨはビットコインを長期的視点からポートフォリオの一部として保有することで、資産の分散化と企業価値の向上を目指すとした。また同社は、ブロックチェーン技術をはじめとしたデジタル経済の発展に積極的に対応することで、同社の中長期的な成長基盤の強化につなげるとも伝えている。

なお国内にてビットコインを定期的に購入する主な企業として、現在世界の上場企業で第7位のビットコイン保有数のメタプラネットや、エネルギー事業等を展開するリミックスポイント、モバイルオンラインゲーム展開のgumi、ファッションブランドのANAP、ファンド事業を展開するAIフュージョンキャピタルグループなどがある。

またイクヨと同様にビットコインの購入を予定している上場企業として、衣料品の販売店舗を全国に展開するマックハウスや、繊維メーカーの北日本紡績などがある。

参考:イクヨ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。